神尾楓珠が“年越しも一緒に過ごした共演俳優”から誘われても断り続けていることとは?
2015年に俳優デビューし、今年でキャリア10周年となる神尾楓珠さん(26歳)。
現在、桜田ひよりさんとW主演を務める映画『大きな玉ねぎの下で』が公開中です。
ロックバンド「爆風スランプ」の同名曲をヒントに、手紙やノートのやりとりを通した、現在と30年前の物語が描かれていきます。
就職活動中の大学生・堤丈流を演じた神尾さんに、実生活でも仲良しで、本作では同級生役として共演する伊藤あさひさんとのエピソードなどを聞きました。
――今回演じた丈流にはどんな印象を持ちましたか?
神尾楓珠さん(以下、神尾):すごく等身大の青年だと思いました。就活生の悩みや親との関係性でこじれている部分があったりして。ごく普通の大学生だなと。
僕自身は就職活動を経験したわけではありませんけれど、気持ちとしては寄せやすい部分が結構ありましたね。
進路に関しての割とトガって映る発言も、自分を守るためというか、意地を張っているようなところがあるので、共感できる人は結構いるんじゃないかと感じました。
――桜田さんの演じた看護学校生の村越美優への印象は?
神尾:最初、丈流は将来を諦めているというか、将来に期待していない人間なんですけど、美優は夢のために一生懸命頑張っている。真逆なタイプなので、反りの合わない部分があって反発しあうところがあります。
丈流からしたら、美優は眩しすぎて見られない感じがあったのかなと。彼女のまっすぐさや、上に向かって一生懸命頑張っている姿。そんなところがまぶしいからこそ、負けを認めたくない気持ちだったのかなと。
――大学の同級生・小柴役で出演の伊藤あさひさんとは以前にも共演していますし、実生活でも友達だと発言されてきました。今も仲良しですか?
神尾:はい。仲いいですよ。今年の正月も、というか元日もあさひと兵頭功海と一緒でした。
――そうなんですか!?
神尾:僕と功海で一緒に年越しして。あさひはその前に用事があったので、年越ししてからの合流だったんですけど、そのあと3人で一緒に神社に行きました。
昼からは僕は実家に帰りましたけど、「年明けたね。今年もよろしくね」って。3人で過ごしました。
――ご実家ではどんな風に過ごされたんですか。
神尾:神社にお参りに行って、おみくじを引いたんですけど、初めて「凶」が出ました。
――なんと。でも「凶」は逆にいいとも聞きますね。
神尾:転換してるのか分からないですけど、そう聞いたりもしますね。でもまあ、すぐに忘れちゃうので。実際、去年引いたのが何だったのかも覚えてないですし(苦笑)。

悩みや意地を張っている部分も、共感しやすかった

元日は仲良しの伊藤あさひと兵頭功海と一緒に
