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年収600万円でもボロアパート暮らし…離婚の先には転落が待っていた

消費税が10%になる前に、家を買おうかと考えている人もいるのでは? しかし、一方で30~40代の間で住宅ローンが払えなくなる人が増えている。いったい何が起こっているのか? ふとしたことから家を失った人たちを取材してみた

ダブルインカム前提でローン。離婚するとたちまち破綻!



年収600万円でもボロアパート暮らし…離婚の先には転落が待っていた 商社に勤務する渡辺剛史さん(仮名・34歳)は現在、年収600万円でもボロアパート暮らし。

「結婚と同時に新居を購入。妻と合わせて世帯収入800万円はありましたから、ローンは余裕で通った。でも“二人なら”やれますが、一人じゃ厳しい。そう、結婚して1年半で離婚して妻は出て行ってしまったんです」

 頭金には妻の貯金も入っていたので、離婚は調停を入れて慰謝料と財産分与で渡辺さんの貯金はスッカラカンに。ゼロから再スタートするにしても、自動車ローンもあるし、月々15万円のローンを一人で払うのは苦しい。支払いが滞納する前に銀行に売却を前提に相談したんです」

 ところが、渡辺さんが建てた新居の評価額は2000万円未満だった。たった2年で新築というプレミアは消えた。駅から遠い物件だったことが災いしたという。

「今思えば、早く売ってよかった。実質、支払ったローンは400万円ですが、払い続けていても物件価値は下がる一方。元本が丸々残っている状態で『土地代にしかなりません』なんて、もっとダメージ大きかったですから」

 渡辺さんは現在、既にない自宅のために残債を返し続けている。だが、もっと悲惨なのは夫婦で世帯収入400万円未満の“下流DINKS”が2000万円前後の物件を購入し、離婚する例だという。夫婦の絆は、35年ローンより先が読めないようだ。

<DATA>
購入時年収:600万円/ローン総額:3400万円
月々支払い:15万円/現在残債:1400万円

※写真はイメージです

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