キングコング西野、「鼻につく、って大事なことだと思う」【インタビューVol.3/後編】

2013年、西野はニューヨークで絵本の原画展を開いた。3日間の来場者数は1700人。日本のマスコミはもちろんのこと、現地の取材も殺到。海外から仕事のオファーも来た。そして今年4月、今度はニューヨークでトークライブ「独演会」を開催する。

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――世界進出を狙っているんですか?

「ウォルト・ディズニーになりたい」って言ってるんですけど。僕、ウォルト・ディズニー、べつに好きじゃないんですよ(笑)。ただ、ウォルト・ディズニーになりたいって言ったやつ、いないなと思って。『イチローみたいになりたい』と言う人はいてても、『ウォルト・ディズニーになりたい』と言う人って、いないじゃないですか。そういう引っ掛かりをいっぱい作ったほうがいいと思うんですよ、何をするにしても。角が立つから、みんなやらないんですけど。でも結局、モノを作ったら最終的にそれを届けなければいけないですから。

自分のことを嫌いな人の力って、絶対使ったほうがええよなと思うんです。炎上商法とはまた違うんですけど。賛否両論あったほうが、盛り上がるじゃないですか。『こいつ絵本なんか出しやがった』というときに、そこで画像が添付されたとして、『なんやねん』と言いながら、中には『あれ、これ良くない?』みたいな人も、たぶん出てくるじゃないですか。なんかちょっとね、鼻につく要素はずーっと残したほうがいいと思うんですよ。謙虚なのって、あんまり面白くないというか。広がりがないから面白くないと思うんです。

去年の夏、アイス・バケツ・チャレンジが流行ったじゃないですか。あれとかも、セレブ同士で回していく感じが鼻についたんだと思うんですよ。あゆがダルビッシュに回して、みたいな(笑)。何かを流行らすときに、若干、不快感を残すって、すごい大事だなと思うんです。アイス・バケツ・チャレンジがあれだけ流行ったのって、『これは果たして良いのか悪いのか?』っていう議論が成されている間、ずーっと宣伝されてたんですよね。議論が告知になっていたんですよ。

『ウォルト・ディズニーになりたい』っていうのも、『あいつこんなん言うてたらしいで』みたいな話が、絶対あがるじゃないですか。『なんで芸人やのに、ディズニー目指してんの?』みたいな。そういう会話が成されていること自体が、宣伝になると思うんですよね。」

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 ここでボイスレコーダーに、「……すごいっすね」という自分の声が入っていた。圧倒的な熱量で「ウォルト・ディズニーになりたいんですよ。べつに好きではないんですけど」と言われると、「……すごいっすね」なのだ。西野伝説はまだまだ続く。

<取材・文/尾崎ムギ子 撮影/安井信介>

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