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なぜ、ダメ男ほど「忙しくて会えない」と言うのか?

「忙しくて会えない」という男性のセリフ、自分自身が言われたことや、言われている友人から相談を受けたことはありますか?

 ですが、普通に考えてたとえ本当に予定がパッツンパッツンだったとしても、死ぬまで予定が埋まっていることはありません。会う日を先にフィックスしてスケジュールに織り込んでおくことはいくらでもできます。また、寝る時間以外は全て仕事をしているような本当に忙しい人でも、工夫すれば会う時間を確保することができます。お風呂に入ることや、寝ることや、家での朝食や夜食をとることなどを一緒にする生活時間の共有ならばできることは少なくありません。「忙しくてメールやLINEを返せない」というのもウソ。電車の中、駅まで歩く時間、乗換時間、食事を買出しに行く時間、席からトイレへ向かう時間などがあるはずです。また、たとえば歯を磨いている時など、他のことをしながら返信できます。隙間時間を有効活用すれば24時間以内には返信することができるはずです。

 男性たちが「忙しくて会えない」と言うのは、精神的な余裕が無いためということもありますが、結局のところ、会うことの優先順位が低いからである場合がほとんどです。では、なぜ優先順位が低くなるのでしょうか?

 巷で最もよく言われているのが「会いたいという気持ちが無い。つまり女性のことが好きではない。」という理由です。確かに一般的な女性の感覚で考えると、「好きと言う気持ちがあれば何とかして優先順位を変えるはずではないか」と思うのかもしれません。

 ですが、そもそもの問題として、実際の男性の恋愛に対する優先順位が低いのは気持ちの問題ではなくて、未熟な恋愛観の問題であることがほとんど。彼らは女性とデートすることを、時間をただ浪費するものや、一時的な欲求を満たす道具という低俗なものにしか思っていない。相手のことが好きか好きではないかという気持ち以前に、彼らの恋愛観では、女性との関係を自分の性欲や承認欲求を満たすものとしか思っていない。だから、女性と会うことの優先順位が上がらないのです。彼らが最初だけ会う頻度が高めなのは、「目新しいオモチャを手に入れた」と思ったからなのです。

 逆に、尊敬し合える人との交流であれば、仕事の関係者以外であっても、様々な刺激がもらえますよね。お互い刺激し合って成長し合える関係は、お互いにとって大きなメリットが存在します。お互いにとって有意義な時間や生産性の高い時間にして行く、それが自立した大人同士の恋愛。恋愛においてもそのような視点で相手とコミュニケーションができる人であれば、付き合っているか付き合っていないかなどは一切関係無く、当然定期的に会いたいと思うはずです。友人関係だけでなく恋愛関係も、このような引力(お互いが惹き合うチカラ)のある関係性作りをして行けば、プライベートも充実した生活となり、結果的に仕事にも良い影響が出るものです。

 つまり、忙しくて会えないと言う人は、このような尊敬し合える大人の恋愛を通してお互いを高め合えるということができない人。女性との関係を自分の性欲や承認欲求を満たすものとしか思っていない人。そのような未熟な恋愛観の人。だから「ダメ男」なのです。たとえ仕事ができる人であっても、仕事で尊敬できるような結果を出している人であっても、人として素晴らしく尊敬できる人であっても、成熟した大人の恋愛ができない人は「恋愛においてはダメ男」に過ぎないのです。

 ダメ男に意識を向けてしまっていたら、当然ダメ男ではない人からのわずかな引力を感じ取ることができません。また、ダメ男に振り向いてもらえなくて必死になっている姿を見せてしまっていることで、ダメ男ではない人から「この人は高め合える成熟した恋愛関係ができない人だ」と判断をされてしまっているかもしれません。ですからもし現在ダメ男を追いかけてしまっていたら、絶対にその「ダメ男の沼」からは抜け出さないといけないのです。ダメ男を追いかけない予防方法としては、男性の行動の根拠を理解しようとする時に、単純な「好き」か「好きではない」かではなく、恋愛観が未熟か成熟した人かという、より深い視点で分析することを心掛けることが大切なのです。

勝部元気氏

ちょうど一年前、黒髪の頃の写真です(勝部)

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【勝部元気氏】
コラムニスト。ジェンダー論、現代社会論、コミュニケーションを切り口にした男女関係論が専門。男性でありながら子宮頸がんワクチンを接種。『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/

勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ(http://katsube-genki.com/blog/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。




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