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シングルマザーが恋したっていいじゃない!「いい恋愛で穏やかな子育てを」

 女手ひとつで我が子を育てるシングルマザーが子どもに知られず恋を楽しむことは、子育てへの潤滑油にもなるようです。

後悔と寂しさで自分を責める日々



 小学3年生のひとり娘を育てているシングルマザーのユウコさん(仮名/35歳)は娘が小学校に入学するタイミングで離婚して、実家の近くへ引っ越してきました。

「前の夫と離婚したのは彼の浮気が発覚したから。夫婦仲はよかったし、いい父親でもあったから離婚はすごく悩んだけど、私がどうしても彼を受け入れられなくて別々になる道を選びました」

 学生時代からの大恋愛の末に結婚したふたりは日頃から会話も多く、子どもが生まれてからも「恋人同士のまま」と周囲にうらやましがられるほど仲がよかったそう。

 そんなパートナーを失っての再出発。娘が眠りに就いたあとの静かな部屋で寂しさに襲われることも多かったといいます。

「ひとりになると、本当に正しい決断だったのか? って考えてしまうんですよね。浮気を許せなかった自分がいけないんじゃないかとか。そんなことばかり考えていたからか、表情も暗かったみたいです」

 離婚後すっかり元気をなくしたユウコさんでしたが、見かねた友人らが開催してくれたパーティで心境に変化が訪れます。

「地元の友人たちがBBQを開催してくれて、娘と一緒に参加したんです。卒業以来会ってなかった中学時代の同級生とか懐かしい人も集めてくれて、久しぶりにたくさん笑いました」

 そのなかには中学時代お互いに好意を抱きあっていた初恋の人、リョウタさんの姿も。

 20年ぶりの再会でしたが彼もバツイチだったことを知り一気に意気投合。連絡先を交換して、再び交流を持つようになりました。

恋の追い風は娘の自立



 メールや電話で会話を楽しむようになったユウコさんとリョウタさん。特に寂しさを感じやすい夜はどちらからともなく連絡をして毎日のように話していたといいます。

「また会いたいと思うようにもなったのですが3人で会うのは娘の年齢からも抵抗がありましたし、置いては出られないのでなかなか機会はありませんでした」

 母親のプライベートに娘を巻き込みたくないというユウコさんの主張をリョウタさんも尊重してくれ声と文字だけの関係が1年近く続いたそうですが、夏休みに娘がひとりで実家へ泊まりにいくことになり、ようやく会えるチャンスが巡ってきました。

「実家はとても近いのですが、娘が私と離れるのははじめて。私も離婚後はじめてひとりの時間を持てることになりました。仕事帰りに彼と会い、食事をして彼の家に泊まりました。待ち合わせのドキドキとか男性と肌を重ねる感触とか、忘れていた感覚を思い出せて幸せでした

 娘の様子が気になって携帯を手放せなかったり罪悪感があったりもしたそうですが、母親以外の時間を過ごすことでぽっかり空いていた心の穴が満たされたそう。

 それからは2ヶ月に1回のペースで娘を実家に預けてリョウタさんとの時間を楽しんでいるといいます。

「娘もひとりで泊まったことで自信がついたのか、毎回お泊りを楽しみにしているんです。その様子をみて私の罪悪感も和らぎました。ふだんは母として一生懸命娘に向き合って、彼と会うときだけはひとりの女に戻る。そんな時間を持っても悪くないんじゃないかと今は思っています」

 子どもを優先することで制約は多くなるシングルマザーの恋愛ですが、恋はすべきだとユウコさんはいいます。

「彼と付き合いはじめてから気持ちにゆとりが生まれ、穏やかな気持ちで子育てをできるようになりました。いっぱいいっぱいになっているシンママにこそ、いい恋愛をして肩の力を抜いてほしいと思います」

<TEXT/千葉こころ PHOTO/ Voyagerix>

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