“快進撃”はバブル?テレ東が抱える課題とは

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 今年の年末年始(12月29日~1月4日)の視聴率が、民放最下位を脱出し“歴史的快挙”として大々的に報じられました。

 そして3月2日に行われた、4月期の編成説明会(※)。目立った改編といえば、深夜アニメと『にっぽん!いい旅』の終了、そして朝の帯番組が始まるというぐらいでした。

「これは、テレ東がいかに好調かということを意味しているんじゃないでしょうか。日テレも同様ですが、調子のいい局は大きな改編を必要としませんからね。強気の姿勢が表れていると思いますよ」(前出・元テレビ誌記者)

 ゴールデンタイムだけでいえば、民放5局中、日テレの次に低い改編率だったのでいかに局が自信を持っているかということでしょう。

課題は全日の視聴率



 好調のテレ東ですが、今だに全日(午前6時~深夜0時)の視聴率は芳しくありません。

 2014年3月31日~9月28日は3.1%(日テレ8.3%、テレ朝7.0%、フジ6.6%、TBS5.7%)、9月29日~12月28日も同じく3.1%でした(日テレ8.6%、テレ朝7.2%、フジ6.9%、TBS5.8% すべてビデオリサーチ調べ・関東地区)。

 先の改編率についても、全日だけを見れば民放5局中2番目に高い改編率になっています。

 そこで局の期待を背負いスタートしたのが、朝の情報番組『チャージ730!』(月~木、前7:30)。テレ東の顔である大橋未歩アナがメインを務めていますが、果たしてうまくいくのか?

チャージ730!

TX「チャージ730!」公式HPより

メディアとは対照的な局員の冷静さ



 メディアは「躍進」「快進撃」という言葉を用いて、テレ東を絶賛し続けていますが、実際に働いているテレ東の方々はこの状況をどう捉えているのでしょうか。

 例えば人気バラエティー『ゴッドタン』を手がける佐久間宣行プロデューサー。「オリコン・スタイル」に掲載されたインタビュー(3月7日配信)を見ると「会社の同僚ともよく喋るんですよ。ただの“バブル”だから調子に乗っちゃダメだよねって。製作費も増えている訳ではないので浮かれようがないですよ(笑)」

 また、前出の濱谷プロデューサーは「rankingbox」(3月18日配信)に掲載されたインタビューでこう回答しています。

「実際にはそこまで大きくないクワガタなのに“巨大クワガタ発見”みたいに皆さんが盛って報道してくれているように感じます(笑)」

 この“快進撃”はバブルか、本物か? これからのテレ東に期待です。

<TEXT/女子SPA!編集部>




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