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「マクロビオティック」にありがちな5つの誤解。肉NGは間違いだった!

 大きな誤解は、正したい。 「マクロビ」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?「マズメシ」、「地味メシ」は恒例、ひどい場合だと、「彼女にハマってほしくない悪習慣」の代表例としてあげられたり……。  うーん、これはひどい! そこで今回は、マクロビオティックに抱かれやすい間違ったイメージと、その真実についてのお話。私は完全なるマクロビ主義者ではないからこそ、フェアな立場で考察してみたいと思います。 マクロビオティック― マクロビにまつわる5つの誤解 ―

誤解1:限られた女性だけが実践している

「ベジタリアンやヨガっ子が好きな食べ物」、「大病をした人が信仰する食事」というイメージが強いのでしょうか。  まずこれは、最も正したい偏見。世界的に見ると、マドンナ、トム・クルーズ、グイネス・パルトロウといった大物ハリウッド俳優や、カール・ルイスのような超一流プロアスリートなど、男女を問わず実践者が存在します。  日本でも、オリンピックの有名メダリストがマクロビの概念を取り入れていたり、クリエイターの高城剛が自身のメルマガでマクロビの話題を毎回提供するなど、多くの著名人に支持されている食事法でもあるんです。
グイネス・パルトロウ

グイネス・パルトロウ

誤解2:肉を一切食べない

 これも非常によく聞く話ですが、「肉がダメ」という考え方は、極端な理解によるもの。そもそもマクロビは、「絶対にこれを食べたらとダメ! これを食べよ!」と定義するような、狭義な食事法ではありません。  今回、難しい話は省きますが、実はもっともっと広い概念。一言で言えば、「ヒトが心身ともに健康な人生を送るために、自分自身のライフスタイルや環境に合ったあり方を、食を中心に考えていく」というもの。正解が決まった押し付け理論ではありません。ちなみに、マクロビの先駆者的存在である久司道夫氏が提唱するガイドライン(温帯性気候用)はコチラ。 ⇒【資料】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=253125 マクロビオティック 肉、卵、乳製品もしっかり存在しています。重要なのはその頻度やバランス。毎日当たり前のように肉やお菓子ばかり食べている人がいるとするなら、本当にそれが必要であるか、見直す行為の方に価値を置きたいものです。 ⇒【後編】「マクロビは茶色のメニューばかり?実はカラフルなケーキもあった」に続く http://joshi-spa.jp/254340 <TEXT,PHOTO/スギ アカツキ> 【スギ アカツキ】 東大卒の料理研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で長寿美容食の研究をはじめる。料理のモットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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