ジャニタレの対応に一喜一憂。ヲタが恐れる「干され」って?
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
梅雨の季節になりました。しんなりしてパリッと乾かない洗濯物に、イラつくこともままあるかと思います。
こんなときジャニヲタがふと思うのは、「洗濯物はカラッと干したいけど、自分が干されるのはまっぴらだ!」ということ。
そう、ジャニーズのタレントさんの中には、いつでもどっぷりファンを潤してくれる人もいれば、ちょっとドライな輩もいるのです。
両者を見極められる場は、もちろんジャニーズのコンサート会場。
そこには、「今日、めっちゃ干された!」とか、「サービスされまくりで潤った!」など、タレントの対応に一喜一憂するヲタの感情がグルグル渦巻いています。ヲタをみずみずしく満たす“潤いジャニ”、心を干上がらせる“干しジャニ”とは、どんな人たちなのでしょうか?
まず、“潤いジャニ”というのは、できる限りきめ細かく“ファンサ”(ファンサービス)をくれる人のこと。
ときに“ファンサマシーン”などと揶揄されることもありますが、シカトするよりは100万倍マシな采配です。
“ファンサマシーン”の異名をとるジャニは何人もいますが、彼らは「ピースして!」だの「投げチュして!」といったリクエストに片っ端から応えるスペシャリストです。その姿は、熟練のモグラ叩き名人のよう。
「手、振って!」など自分への要望を見つけたら、ハンマーで叩くかのようにすばやく笑顔で返します。
一例として、来月からツアーが始まるHey! Say! JUMPでいえば、中島裕翔さん、知念侑李さんらのサービス精神あふれる対応は、ひんぱんに話題に上ります。
これに対し“干しジャニ”とは、ちょっぴりそっけない人を指します。
いわゆる“塩対応”というところですが、「干された」というのはファンの気持ちによる部分も大きいので、一概に“〇〇くん=干しジャニ”とは言い切れません。
では、どんなときに「アイツは干しジャニ!!」と思ってしまうのでしょうか?
次に挙げるのは、ヲタが「干された……」と感じがちなシチュエーションです。
【飛び石ファンサ】
右の子にピース、ひとつ飛ばして左の子に投げチュ、というように周囲にはサービスしたのに自分だけ相手にしてもらえなかった場合!
【空気ファンサ】
大げさに手を振るなど、声援に応えているように見せかけて、その実、誰の要求にも応じていないのがバレバレの場合!
【うちわ既読スルー】
「手でハート作って!」など、うちわに書いたメッセージを真顔で読んでいたのに応えてくれない場合!
【ブロックスルー】
自分がいる座席ブロックがまるまる無視されること。繊細なヲタは、「私がいるからブロックごと無視したの!?」などと思いつめてしまう場合も……!
とはいえ、タレントさんも人間です。だいたいにおいて気のせいだったり、たまたまだったり、深い意味はないのが本当のところでしょうが、過分にセンシティブなのがジャニヲタです。
ジャニのみなさんには、梅雨どきだからって遠慮なく、しっとりうっとりさせてもらえたら嬉しく思います……!
【Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2015 JUMPing CARnival】
7月25日(土)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナを皮切りに、大阪、福岡、広島、名古屋、札幌をまわり、オーラスは10月12日(月・祝)の横浜アリーナ公演。
<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>
【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。著作に『ジャニヲタあるある+』『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)、『ジャニヲタ談話室!』(イースト・プレス)、『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『パンダフルワールド』(アスペクト)など。『Gina』(ぶんか社)にて、「だてにジャの世は見てねぇぜ! ジャニヲタ魂!!」連載中。ジャニヲタ歴は、約20 年。グループを問わず応援する”事務所担”。mixiコミュニティ”ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』
●イラストレーター二平瑞樹の育児マンガ『にひパパの育児絵日記』
●マスコットキャラクター『クマる君』のLINEスタンプ発売中!
Hey! Say! JUMPの“潤いジャニ”
ヲタが「干された!」と思う瞬間は?
みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』
『ジャニヲタあるある+(プラス)』 ジャニヲタ歴20年超の著者が、長年のヲタ活動を経て体験してきた「コンサートあるある」「テレビあるある」などを描き出します。ヲタ仲間から取材したネタも含めて、その数およそ400個以上!愛あればこそ「あるある~」とうなずいてしまう事象が満載です。文庫だけで読める新しいコンテンツも、どどんと加筆!!! ジャニヲタのジャニヲタによるジャニヲタのための1冊です。 |