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共働き夫婦の貯金額はいくらならOK?結婚生活の最新おカネ事情

 結婚を語るうえで欠かせないのが、お金の存在。結婚相談所などでも、女性が何より気にするのは相手の年収なのは頷ける話だ。

 しかし、その内容に変化が起こりつつあると指摘するのは、“婚活”というワードの産みの親である少子化ジャーナリストの白河桃子氏。

共働き夫婦の貯金額はいくらならOK?

高収入より安定収入



「リーマンショック以降、日本の結婚はますますお金に左右されているようです。ただ、“高収入より安定収入”が女性たちの合言葉。最近は男性に求める年収も500万円と、だいぶ下がっていますね」

 一方、男性も自分の給料だけでは安心できないので、収入の高い女性を選びがちだという。

「正社員男性は自分と同じく収入が安定した正社員女性を選ぶ。結果、派遣社員は派遣社員同士、フリーターはフリーター同士と同じ階層で結婚せざるを得ない状況に。このままいけば、日本は完全な階級社会になっていくでしょうね」(白河氏)

 では、実際の家計事情はどうなのか。世帯年収400万~800万円の、いわゆる“中流”とされる既婚者2000人を対象にアンケート調査(※)を実施してみた。

※調査は2014年4月に実施。対象の内訳は、1人以上の子供がいる男女各500人と、現時点で子供がいない男女各500人。年齢は、女性が25歳~39歳、男性が35歳~45歳。

約半数の貯蓄が300万円以下



 まずは貯金額だが、アンケートでは46.6%の人が「貯金は300万円以下」だと回答。これに対し、ファイナンシャルプランナーの藤川太氏はこう分析する。

「理想的な貯蓄額の目安は、これまで夫婦2人が稼いだ全世帯年収の1割。仮に、世帯年収が600万円の夫婦で結婚して10年間なら、600万円はあってほしいです。ただ、今、日本の無貯蓄世帯は全体の3割を超えると言われています。貯蓄がないと、会社の倒産や家族の病気などがあったらすぐ家計が破綻してしまう。万が一に備え、危機意識を持ってほしいですね」

子供の有無と男女で小遣いに差



 また、小遣いは、子供の有無で大きな差が。子供がいない夫婦では最多が「2万~3万円」(25.3%)だが、子供がいる夫婦では「1円~1万円未満」(30.9%)となった。

「子供がいるかいないかで家計に必要な金額は全然違うので、小遣いに差が出るのは当然。ただ、今の30代~40代前半は贅沢しないので、少なくても意外とうまくやりくりしていますよ」(藤川氏)

 実際に、小遣いに対して「満足」「普通」と答えた人は全体の66.7%と、大半の人は不満を持っていない。アンケートでも「あれば使うが、なければ使わない」(31歳♂・出版)とか。

 給料が上がる見込みがないなら、不満を言う前にそれに合わせた生活をする。ゆえに借金なんてもってのほかの堅実ぶり。それが現代の中流世帯のようだ。

⇒【後編】「お小遣いに男女差が!? 中流のわりに寂しいふところ事情」に続く http://joshi-spa.jp/281981

【藤川太 プロフィール】
生活デザイン代表。ファイナンシャルプランナー。年金や保険、税金などの問題に詳しい。近著に『1億円貯める人のお金の習慣』

―結婚して幸せ? 中流家庭の夫婦生活【1】―




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