SNSによくいる痛いヒト4種…やたら夢を語りまくる、有名人に絡む
開放感と実名性のプレッシャーの振り幅で、実生活よりも自意識がダダ漏れになるSNSの世界。それゆえネットの世界のほうが人は他人に厳しくなる傾向がある。
「SNSに妙に猫の写真ばかりアップする人。『猫好きなオレ、かわいい』アピールがキモい」(30歳・広告)
「Facebookで友達が2000人以上いる人。それ知り合いでも何でもないからね」(35歳・IT)とSNSならではのバカ認定も少なくない。
そんななか、「実生活では思慮深い日本人も、匿名性が高いネットの世界ではそのタガが外れがち。だから、ネットにはバカが増え、バカを叩く人も生まれやすいんです」と指摘するネットニュース編集者の中川淳一郎氏に、ネット上におけるバカを分析してもらった。
「自分をイケてるふうに見せるのに余念がない人たちのことです。例えば、有名人との親交をアピール。高級レストランの食事写真をたまにアップして、セレブに見せかけるイタい人とかですね。
あとは誰も聞いていないのに未達成の夢や目標を語ったり、『最新のお仕事一覧』を発表してしまったりするのもこの傾向が強い人。
多少なりとも空気の読めるタイプは『伊東家の食卓』的な実用系役立ち話を発信したり、役立つ情報のキュレーター的存在として人気を得る人もいます」
(その他例)ポエム発信、いい話をRT、「趣味は人間観察です」とサブカルっぽいことを言う
「『意識高すぎバカ』と正反対で、自分をよく見せることに意識を向けない。『他人にどう思われようと自分の好きなものを発信する』というタイプですね。
社会問題にもなったバカッターや好戦的なネトウヨ、狂信的ジャニオタなどがそうです」
(その他例)Botの言葉を鵜呑みにする、仕事の愚痴、狂信的なAKBヲタ
「ネット上にもリアル同様の衆人の目があることを忘れ、自己満足な行動をとるのは嘲笑されバカの骨頂。その典型が家族写真のアップです。
有名人にやたら絡んで結果的に自爆したり、社会や自分のいる業界を憂う発言を繰り返したりする輩も同じタイプで、『他者に配慮できないバカ』とみなされ嫌われる」
(その他例)漫画の名言を引用、プロフィール写真がキメ顔
「自分のメリットは考えずに面白いバカ話をする人は愛されるバカになれる。出川哲朗ブログが好例です」
(その他例)何かを食べつづけるなどのくいだおれレビュー、レシピ投稿
あくまでネットで発信して得をするのは有名人だけ。一般人はたいていの場合、周囲から叩かれたり、バカ扱いされるリスクが高いのでお勧めしないという中川氏。
「どうしてもSNSをやりたいのなら、ひたすら社会に有益なものを発信し、自虐的に徹するべき。間違っても、『今日のランチはカルボナーラ♪』は不要ですから!」
―あなたをバカに見せる言動【10】―
