どうすれば自信を持てる?今からでも遅くない

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「根拠のない自信」が最強



 さらに面白いのは、自信はIQと関係がないということ。つまり、元々もっている能力が高かろうと低かろうと自信がある人はあるというわけ。そして、根拠のない自信がある人ほど、周囲から評価される傾向にあって社会的ステータスが高いとか。

 たとえ能力はなくても本当はできなくても、自信のある態度をとった者勝ちということですよね。なんだか腹がたつ話ですよねぇ……。

自信 ただ、遺伝子学上では、男性の方が自信をもちやすいということは証明されていません。脳の構造の違いが可能性として指摘されていますが。男女差に対する疑問を冠したタイトルなのだから、その点をもうちょっと知りたかったですね。

自信は自分でコントロールできる



 では、自信をもちにくい遺伝子をもって生まれた人間は、人生こんなもんだと諦めるしかないのでしょうか? いえ、遺伝子だけが要因ではなく、育った環境にも左右されるそうです。

 若いうちに失敗をたくさん経験していると、失敗に対する抗体のようなものができる→大きなリスクに備えられる→自信がつく、と。

 そして、それは大人になった今からでも間に合うのだ、ということです。

なるほど。まあ、ここら辺は学校でも会社でも聞いたことがあるような話になってくるのは否めません。ズボラな私は、自信をつけるための特効薬みたいなものはないのかと期待したのですが、「そんなものはない」と著者2人に一蹴されました。

 「最も勇気づけられた発見は、自信はかなりの程度まで自分たちでコントロールできるという点だ」とのことですが、そのためには努力と根性が必要なのだそうです。そりゃそうですよねぇ……。

 確かに、本書を読めば簡単に自分に自信をもてるようになるというわけではないのですが、“自分に自信がない私”を感じてヘコみ続けるよりはいいかもしれません。そのメカニズムを知ることで自分を許せそうですが、いかがでしょう?

 それに、本書は“自信をつけるための簡単な習慣”というものを具体的に教えてくれています。

・瞑想して脳を落ち着かせる
・小さなことに感謝して幸福を感じる
・複雑な問題をなるべく小さく分解して考える、などなど。

 試してみる価値はありそうです。

 とりあえず私は、「自信がないのが私だけじゃない。みんな一緒だから大丈夫!」という極めて日本人らしい考えで勇気づけられたのでした。

<TEXT/林らいみ>
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林らいみ
フリーライター。大学院で日本近世史を研究した硬派の歴女。舞台・映画・ドラマが好物。観たい舞台があれば万難を排して劇場に馳せ参じ、好き勝手言っている。たま~に歴史系記事を書く。
なぜ女は男のように自信をもてないのか

心理学、脳科学、遺伝子検査などから、能力があっても強気になれない女性の姿が明らかに。




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