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ストレスで頭痛…と思ったら、原因は外食メニューにあった

<病気の予兆を見逃すな/医学ジャーナリスト・市川純子>

 その不調は病気のサインかも!? 私たちを襲う危険な病気とその予兆を、ケーススタディで紹介します。

原因のわからない頭痛やめまい



 生活情報雑誌のデスクに昇進した女性編集者のSさん。買ったばかりの恵比寿のマンションに帰れるのはいつも終電。デスクになってからというもの、後輩の原稿チェック作業に時間をとられてしまう。

 特に学生時代にカリスマブロガーとして人気があった新人の指導には時間がかかる。何度も「自分のブログと取材記事の文体を変えて」と説明してもわからない。エッセイ風の記事を書くその新人の原稿を読んでいると「何でこうなるの」とついイライライしてしまう。そういう時は頭痛とともに軽いめまいがした。

 ふわふわするめまいと頭痛が気になって、最近脳外科でMRIを受けてみたが結果は異常なしだった。

ハンバーガー イライラした日は深夜まで営業しているハンバーガーショップでハンバーガーとポテトを食べる。ファミレスでラーメンを食べるときもある。食べていると少し幸せが戻ってくる気がしていた。朝は決まってハンバーガーショップでモーニング。

 身体に悪いような気がしているがやめられないから仕方がない。彼氏もいないし、今の編集部には心を許せる同僚もいない。一人で外食している時が一番の幸せだった。

30代前半にして高血圧予備軍!原因は「塩分摂りすぎ」



 Sさんが初期の高血圧の疑いがあると言われたのは会社の健康診断だった。

「30代にしては高めですね。昨年の健康診断の結果よりも上がっているので一度専門医に診てもらってください」と言われた。紹介状をもってクリニックに行った。普段の食生活や睡眠時間。いつ頭痛とめまいがするのかを聞かれて医師から意外なことを言われた。

Sさんの食事は塩分が多すぎます。これでは若くても血圧が上がってしまいます。まずは食事を変えて様子をみましょう。血圧コントロールは塩分量を知ることからはじまります。塩分の多いポテトなども控えてください。お寿司やお刺身もお醤油無しでも美味しく頂けますよ。

 まず朝ごはんから見なおしてください。和食の朝ごはんは美味しいですがどうしても塩分が気になります。まずは減塩朝食にして様子をみましょう」と言われた。

 ストレスからくる頭痛やめまいだと思っていたら、血圧と関係していた。高血圧はおじさんの病気だと思い、自分は低血圧だと思いこんでいたのでショックを隠せないSさんだった。

まずは朝ごはんから無理のない減塩を



 6月16日カルビーの発表会で講演を行った東京女子医科大学の渡辺尚彦先生は、こう語っています。

渡辺先生

渡辺先生

「減塩の第一歩は、自分の塩分摂取量を知ることからです。非常に簡単に言うと、外食をすごくおいしく感じている人は、1日あたり14gくらいの塩分を摂取している可能性があります。

減塩食生活を急激にすると反動があります。無理なく続けられるようにすることが大切です。

また、私は無理なく減塩食生活ができるという点で、朝食をグラノーラに置き換える指導を患者さんにしています。成人の『食塩摂取量』は男性で1日8g未満、女性で7g未満です。ラーメンやおそばは1杯5gもの塩分量なのです。

一方、グラノーラ(50g)とヨーグルト(200g)で食べた場合の塩分は、0.4g※と、1日の摂取目安の男性で約5%、女性で約6%です。このように朝食をグラノーラに置き換えるたけで、減塩が期待できます」

※日本食品標準成分表2010による

【市川純子】
1961年栃木県生まれ。私鉄系広告代理店、PR会社を経て、2004年ヘルスケア、スキンケア、栄養および食に特化したPR会社「株式会社ジェイアンドティプランニング」を設立。20年以上ヘルスケアのビジネスをサポートすると同時に、数多くの疾病啓発や生活提案に取り組んできた。医療全般、スキンケア、栄養療法などが得意分野。製薬会社、医療機関、化粧品会社、食品会社などのクライアントを数多く受け持つ。著書に『危険な病気の意外な予兆69』(宝島社)
J&Tプランニング http://www.jtplanning.biz/
ブログ http://ameblo.jp/ebisuonnashacho/

危険な病気の意外な予兆69~左の肩が痛いのは心臓からのSOS?

大きな病気は意外な予兆と共にやってきます。身体からのメッセージを見落とさないこと、そして見つけた後に正しい科で受診すること。この2つを的確に行えれば、重大な病気でも早期発見の可能性が高まります。本書では、日本人が見落としがちな様々な大きな病気の意外な予兆を、わかりやすくご紹介。厄介な病気も、初期に判断を誤らず早期発見・治療に取り掛かることができれば、治癒する確率はグンと上がるのです。正しい情報を知ることこそ、ずっと健康でいるための秘訣です!




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