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コンビニ店員が見た“困った客”。血まみれ、トイレにこもる…

【働く女が見た「お仕事の裏側」コンビニ編(4)】

 たくさんの仕事を転々としてきた女性が、実体験をレポートします! これまで5チェーン・6店舗でアルバイトしたコンビニの裏側とは――。

やたら家に誘ってくる謎の女性客



 コンビニバイトで辛いのはスタッフだけではない。お客さんにも困った人は多くいた。

 少し気味が悪かったのは女性のお客さんで、やたら家に来ないか誘う人だ。いつも部屋着でお弁当などを買いに来るお客さんなのだが、結婚指輪もしておらず、夫や子どもと一緒に来ることもないため、多分未婚なのだろうと思う。見た目は50代だろうか。

 いつも私のネイルを見て「綺麗ですね」「可愛いですね」と褒めてくれるのだが、だんだんエスカレートして「私、ネイリストなんで、家に来てネイルさせてくれませんか?」と言ってきた。彼女がネイルをしているところを一度も見たことがないし、ボサボサの髪に部屋着の状態でオシャレに興味はなさそうだった。正直、とてもネイリストには見えない。

 何度か誘われたが、きちんとお断りをした。話し掛けてくれること自体に悪い気はしないが、家に呼ばれるのは正直恐い。こういったパターンは珍しいかもしれないが、可愛い女の子に声を掛けたり、連絡先を教えたりする男性の姿はなんどか目撃した。

全員同じものを買うママ友グループ



コンビニ コンビニには変わったお客さんがたくさん来る。

 毎日幼稚園に子どもを送り届けて来るママ友グループ。なぜか、新商品が出るとみんなで相談し、同じものを購入する。聞いたところによると、コンビニに立ち寄ってからフラワーアレンジメントの教室に一緒に通っているのだそう。全てが同じ行動なのだ。

 その他にも、昼からワンカップを買い、店の前で飲み、なくなったらまた買いに来るという、アル中に近いようなおじさん。

 転んで頭から血を流した状態で入ってきて、食パンを握りしめ倒れたおじいさん(店内は血まみれになった)。

 エロ雑誌をトイレに持ち込んで長時間出てこない中学生。汚物をばらまいてトイレ内を汚す客などがいる。トイレ繋がりで言えば、一度使用済みのコンドームがトイレ内に落ちていたこともあった。

 24時間、誰でも利用できるコンビニは珍客が多いのも特徴といえよう。

(コンビニ編、つづく)

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<TEXT/舟崎泉美>
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●舟崎泉美:1984年生まれ。小説・脚本・ゲームシナリオなどを執筆中。著書に『ほんとうはいないかもしれない彼女へ』(学研、第1回・本にしたい大賞受賞作)
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