Job&Money

DINKSなのに貯金がない夫婦の問題点

 30~40代にもなると、男性も女性も、将来不安がむくむくと頭をもたげてくる。特に心配なのは、やっぱりお金のこと。周りの人はちゃんと貯金をしているのだろうか? 「平均値」からは見えてこないリアルなケースを集めて、ファイナンシャルプランナーに診断してもらった。 

お互いの収支を把握していないDINKS



貯金「いや~、取材のために嫁に初めて貯金額を聞いてタマげました。アラフォーで年収700万円なのに、俺より少ない300万円だって。にわかに老後が不安になりました」

 そう苦笑いするのは、新聞社の販売部で営業を担当する香山和彦さん(仮名・38歳)だ。ちなみに、妻は大手アパレルメーカーのエリアマネジャー。いわゆるキャリアウーマンだ。

 なのに、夫婦で貯金が650万円、ローンの残債が2500万円超というのは「明らかに散財しすぎ。典型的な“キリギリスDINKS”ですね」とはファナンシャルプランナーの花輪陽子氏。一体、どんだけ使っているのか?

「平日は朝食以外ほぼ100%外食。土日も、買い物は成城石井とかデパ地下とかに行っちゃって、好きな惣菜を好きなだけ買っちゃう。たまに家で夕食を取ることがあっても、『疲れているから』と高級惣菜で済ませてしまいます。

 欲しい本やDVDもアマゾンで即行ワンクリック(笑)。ゴルフも、月3回は行ってますね」

 ちなみに香山夫婦は、ローンは夫が請け負い、食費、電気・ガス・水道代を奥さんが受け持つ。

「一応、戸建てに住んでるもんで、この電気・ガス・水道代が半端ないと嫁さんがブーブー。二人して、夜中まで仕事したりして電気コウコウ、エアコンガンガンなもので、合計月4万はかかるそうなんです」

 だが、香山さんも妻の金遣いには、不満タラタラだ。

「勤めがアパレルなものでダサい服は着ていけないと、3畳のクローゼットに入りきらないほど服を買うんです。社員だから“ファミセ(ファミリーセール)”で買えるってのが口癖なんだけど、15万の服を3万で買って、ヤッタ!なんて言われたくないですよね」

子供ができたら家計が破綻する



 そんな、夫婦揃って浪費家の二人も、年齢を考慮して、最近、子づくりモードに入っているそうだ。

「元来、見栄っ張りの妻は、子供ができたらできたで、高級ベビー服やベビーカーに散財しそうで……。子供がいない前提の生活レベルになってしまっているから、生活がプチ破綻しそうで恐怖です」

 花輪氏も、「多分、するでしょうね」と苦笑い。「この収入なら手取りの3割、夫婦で月20万円は貯金できるはず。忙しさを言い訳に、お互いの収支を把握しきれていないDINKSは意外に多いんです。でも、お互いに、毎月何を買っているのか把握することから始めるべきです」

<教訓>共働き高収入だからこその罠。破綻する前に生活レベルを見直して

<ILLUSTRATION/Mycoolsites>
― なぜか貯まらない人のお悩み白書【4】 ―




あなたにおすすめ