Lifestyle

なぜ日本の紙おむつは、世界のママに絶賛されるのか【ムーニー工場見学レポート】

 子どもが産まれたその瞬間から、最低でも2~3年は生活を共にすることとなる“紙おむつ”。2歳の息子を持つ筆者も、当然のごとく毎日お世話になっております。

「赤ちゃんの肌にやさしい」「モレない」「履かせやすい」などなど、世の母親たちはおむつにさまざまな条件を求めるもの。でも、そのためにメーカーがどのように開発・製造に取り組んでいるかはあまり知らないですよね。

ママブロガーさんたちと四国の工場へ!



 そこでこのたび、「ムーニー探検隊」として、ユニ・チャームのおむつ「ムーニー」の工場見学を行う4名の現役ママブロガーさんたちに同行!

 日本の紙おむつの優秀さは世界で有名ですが、その技術をとことん探ってきました。

ムーニーとムーニーマン

テープタイプの「ムーニー」(左)とパンツタイプの「ムーニーマン」

 ちなみに『ムーニー エアフィット』と『ムーニーマン エアフィット』は、“世界初の立体形状”を実現。昨年、子育て中のママ1万4000人の投票で最多得票を獲得し、“第6回マザーズセレクション大賞”を授賞しました。
http://www.unicharm.co.jp/moony/index.html

 かくいう私も、やわらかく履かせやすい点が気に入って、もっぱら『ムーニーマン エアフィット』を愛用中。どのようなこだわりが隠されているのか、期待が高まります。

アジアでシェアNo.1



 向かった先は四国の香川県観音寺市。ムーニーを製造販売するユニ・チャームでは、ベビー用紙おむつのほか生理用品や大人用おむつなども手掛けていますが、この地の気候や地形が良質の紙製品づくりに適しているのだとか。

 ママブロガーさんたちは創業者・高原慶一朗氏の銅像の前で記念撮影。まるで遠足のように楽しそうです。

ママブロガーとユニ・チャーム創業者・高原慶一朗氏の銅像 広い敷地内には開発センターと工場が隣接しており、まずは開発センター内を見学。

 エントランスを入ると自社商品がズラリと展示されていて、奥には海外向けに製造販売されている商品の展示も。実はユニ・チャームのおむつは世界80カ国以上で販売されていて、なかでもアジア市場においてはシェアナンバー1なのです。

海外で販売されているおむつ

海外で販売されているおむつ

 インドネシアやインドなどではおむつは高級品のため、1つずつ袋に入ったバラ売り商品が人気だそう。パッケージがどれもかわいいです。

開発センターの阿部さん

開発センターの阿部さん

 案内・説明をしてくれたのは開発センターの阿部さん。

 開発センター内は企業秘密だらけで写真には収められませんでしたが、何体ものドールを使い試作品の機能を測定する実験や、赤ちゃんに実際に試作品を装着してもらいおむつ内の環境などをチェックする観察ヒアリングなどが行われていました。

 この観察ヒアリングは、保育士の資格を持った開発者が立ち会い、毎日数組の親子に来てもらって行われているそう。こうした積み重ねが高品質や安全性に繋がるのだなと、ママ目線でとても頼もしく感じました。

“赤ちゃん想い”のこだわりがスゴイ



 続いては工場を見学。

ユニ・チャーム プロダクツの宇田さん

ユニ・チャーム プロダクツの宇田さん

 案内・説明をしてくれたのはユニ・チャーム プロダクツの宇田さん。

ママブロガーさんも白衣に

ママブロガーさんも白衣に

 工場内は白衣と帽子を着用。肌に触れる物をつくっているだけに、衛生管理は徹底しています。

 こちらも写真はNGでしたが、一連の製造工程を見学させてもらいました。すべてが機械頼みではなく、人の手を使っての検品もしっかり行われていて、抜け目のない品質管理に感心しきりでありました。

 工場内見学のあとは、開発者の方々からお話を聞くセミナー。

開発本部の坂口さんと三宅さん

開発本部の坂口さんと三宅さん

 レクチャーしてくれたのは開発本部の坂口さんと三宅さん。『ムーニー エアフィット』の開発に携わったそうです。

 話によると、実はおむつの“モレ”の原因は約8割が“すきまモレ”。『ムーニー エアフィット』は、このすきまモレを効果的に防ぐ構造になっているのです。

 一般にテープタイプのおむつに多いのは背中からのモレで、なぜならテープタイプを使う月齢の低い赤ちゃんのまーるいカラダにおむつをフィットさせるのは難しいから。そこで開発者たちは下着メーカーにリサーチを重ね、下着のような世界初の立体形状のおむつを完成させたのです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=322029

立体構造を実現したクロッチの伸縮シートと吸収体のカット

セミナー資料より

 上の写真のように吸収体をカットしたことで、赤ちゃんの骨格にあった立体形状が実現したそうです。

 さらに、“肌をしめつけずにモレを防ぐ”ために、伸縮してフィットするので苦しくない「のびーるFitギャザー」をウエスト部分に採用。これ、「モレないようにテープをキツめに留めたいけど、お腹が苦しそう……」という、多くの母親が陥るジレンマを見事に解消してくれています。ありがたや……。

のびーるFitギャザー

セミナー資料より

 足まわり部分のギャザーには、ゴムではなく、不織布自体が伸縮してしめつけを軽減する「ソフトレッチ」を採用。この「ムーニー エアフィット」のギャザーと従来品のギャザーを45分間腕につけた実験結果を見せてもらったのですが、下の画像のとおり。

⇒【画像】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=322031

「ソフトレッチ」を採用したギャザー

向かって右側がエアフィット。左側の従来品と比べほとんど跡がついていない

 他社製品のギャザーは30hPa前後の圧力がかかっているものが多いそうですが、ムーニーはわずか12hPa程度。アパレル設計の現場では圧力が30hPaを越えると「きつい」「動きにくい」などの違和感が発生することが常識となっているそうなので、ムーニーがいかに赤ちゃんに負担をかけないつくりになっているかがわかります。

 また、パンツタイプのおむつは足まわりからのモレが多いのですが、この問題はフィットを徹底的に科学した、どんな姿勢をとってもやさしくフィットする「ふんわりぴたりギャザー」の開発によって解消。

 パンツタイプの『ムーニーマン エアフィット』は我が家でもいま使っていますが、確かに座っても走ってもひどい寝相で寝ても、息子の場合はモレたことはありません。

ママブロガーさんたちに開発秘話をレクチャー そのほか、赤ちゃんの脳の血流を調べておむつの素材の快適さを調査するなど、ここには書ききれない様々な研究がなされていて、日本企業の底力を見た思いでした。

 めったに聞けない開発秘話に、ママブロガーさんたちは興味しんしん。母親とは常に子どもの安心・安全を守りたいと考えている生き物ですから、当然ですよね。

「普段は見る機会がない場所を見て、信頼できる製品だとを実感できました」

「これまではプーさんの絵柄でムーニーを選んでましたけど、品質重視でもやっぱりムーニーですね!」

「赤ちゃんの快適さを追求する熱意に感動しました」

「おむつは使い捨てのモノですけど、これからはもっと大事に使いたいです」

 セミナー終了後、本当に感銘を受けた様子でこのように語ってくれたママブロガーさんたち。私も同感です。

 我が家はあと1年くらいはおむつとの付き合いが続きそうなので、数々の開発秘話を思い出しながらせっせとおむつ替えに勤しみたいと思います!

<TEXT/持丸千乃>




あなたにおすすめ