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ホームルームで先生が「○○くんはオカマなの?」LGBTで悩む子どもたちを救いたい!

【LGBTのために闘う、七崎良輔さんインタビュー第5回】

 どうもこんにちは、ゲイライターの渋谷アシルです。

「LGBTの権利」を守るため、矢面に立ち、活動を続ける七崎良輔さん。それが決して簡単なことではないのは、同じゲイだからこそ痛いほど分かります。彼はどうしてそこまで頑張れるのでしょうか。

闘い続ける理由は幼少期の体験にある



七崎良輔さん

七崎良輔さん

――パートナーと婚約をしたことは、親御さんはご存じなんですか?

七崎さん:もちろんです。ストレートのカップルと同様に、きちんと筋道を通しておきたかったので、顔合わせも済ませたんですよ。

――親御さん、びっくりしていませんでしたか?

七崎さん:もともと母親には打ち明けていたんですけど、「お父さんには隠しておきなさい」って言われていて。でも、もう結婚するし、と思って、父親にも言いました。そしたら、「理解はできないけど、受け入れる」って。ぼくらだって、ノンケの気持ちは理解できないから、そう言われるのも当然ですよね。でも、受け入れてもらえれば、それで十分。

 それに、実際にパートナーと会ってみて、安心したみたいです。「意外と普通な人なんだな」って。でも、顔合わせの最中は緊張しちゃって、二人して飲みすぎちゃいましたけど(笑)。

――普通ならば怖がって躊躇してしまうようなことも、臆することなく実行してしまう。その勇気はどこから湧いてくるんですか?

七崎さん:いま、LGBTだということで悩んでいる中学生や高校生を減らしたいと思っているんです!

 幼い頃のぼくって、女の子みたいなところがあって、いつも「オカマ」「男らしくしろ」って言われ続けてきて、本当に嫌な思いばかりしてきたんです。あるとき、帰りのホームルームで担任教師から、みんなの前で、「七崎くんはオカマなの?」って訊かれたんです。その言葉がすごくショックで、みんなの前で泣いちゃって。泣いているぼくを見て、「七崎くんは普通の男の子です」ってかばってくれた子もいたんですけど、それがなおさらショックで。「ぼくは、ぼくらしくしていたら、みんなに迷惑をかける存在なんだ」って思い知らされた瞬間でした

 でも、いまになって思うのは、決してそんなことはないってこと。だから、ぼくはありのままの姿で胸を張って生きることで、いまの子どもたちに「LGBTは悪いことじゃない」と伝えたい。自殺なんて考えずに、「LGBTも幸せになれるんだ」って思ってもらいたい。それだけなんですよね。そのためだったら、どんなことだってできます。もうこれ以上傷つくことなんてないですもん!

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 ということで、5回に渡ってお届けしてきた、七崎良輔さんへのインタビュー。自身が傷ついてきた分、他の人には同じ思いをさせたくない――。そう語る七崎さんの目には、強さと優しさが滲んでいました。ぼくも微力ながら応援したい。「LGBTの権利」を守るために戦う彼の姿を、今後も追いかけていきたいと思います!

【七崎良輔氏】
2011年9月、LGBTの結婚式をプロデュースする「Juerias」を設立。オープンリーなゲイとして、メディアにも積極的に登場する。また、自身のパートナーとともに「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げ、LGBTを広く知ってもらうために活動中。

<TEXT/渋谷アシル>

【渋谷アシル プロフィール】
昼間は会社員の仮面をかぶった、謎のゲイライター。これまでお付き合いしてきたオトコをネタに原稿を執筆する、陰険な性格がチャームポイント。オトコに振り回される世の女性のために、ひとり勝手にPCに向かう毎日。

渋谷アシル
昼間は会社員の仮面をかぶった、謎のゲイライター。これまでお付き合いしてきたオトコをネタに原稿を執筆する、陰険な性格がチャームポイント。オトコに振り回される世の女性のために、ひとり勝手にPCに向かう毎日。




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