別れを決意した最悪の事態とは…ダメ男と別れられない人への教訓
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現在は、そんな彼ときっぱり別れ連絡もとっていないIさん。何が別れを決意させたのでしょうか。
「ある日、友人からランチに誘われました。お会計の段階になって、財布にお金がないと気付きました。彼に盗まれたと思いましたね。
その時は友人に借りたのですが、彼氏に盗まれてお金がないから借りるというのは惨めでした。嘘をついて、うっかり忘れたということにしたんですけど、さらに惨めになりました……」
家に帰って彼を問い詰めることにしたIさん。
「もし盗難癖があっても、自分だけは盗まれないような気がしていたんです。でも、そう思っていたのはこちらだけでした。
ふと思い返せば、財布のお金や、家に置いてあったお金が足りないことはあったんです。気のせいだと思っていたんですけどね……。
彼を問い詰めたら、窓から泥棒が入ったんじゃないかって言い出すんです。当時6階に住んでいましたし、他に金目のものが盗まれていないし、もうむちゃくちゃな言い訳ですよね。
今思えば、“職場で盗難の疑いをかけられた”って正直に話すあたりは、何かのSOSだったのかもしれませんが、私のお金まで盗まれては助ける気にもなりません。泣きながら自分じゃないと言っていましたが、気持ちが冷めていくだけでした」
号泣謝罪、どこかで聞いたことはありますが……冷める気持ちわかりますね。
Iさんは別れを決意しました。
借金に関しては、自分の力ではどうすることもできず、司法書士に入ってもらい債務整理をしたそう。親にも事情を話して援助してもらい、初期費用を借りて一人暮らしをはじめました。
「周りに頼るのはよくないと思っていましたが、そんなことはなかったです。頼らずさらに借金を重ねてしまえば、自己破産に陥りもっと迷惑をかけたでしょう。
彼と別れて体調もすっかり治りました。ストレスの体調不良だったんでしょうね」
彼と付き合って幸せだったのは最初の2年ほどだけ、その後の6年は別れようにも別れられない状況だったようです。
「別れてから1年ぐらい経って、お金を借りたいとメールがきました。そこで連絡先を変えてもう関わらないようにしましたよ。本当に最低でしたね」
今回のIさんの経験から学べるところは多くあります。
・Iさん自身もお金の管理がずさんだった
まずIさん自身がお金の管理をきちっとしておけば、彼に自分のお金が盗まれたことに早く気付くことができました。また、一緒に住んでいても結婚していない場合、お金は貸すべきではないでしょう。自分のお金と彼のお金は別として管理することが大事です。
・2人だけで孤立してしまった
付き合った当初は共通の友人がいたものの、2人だけの関係になってしまったのが良くなかったよう。周りで助言してくれる人がいれば、借金で身動きがとれなくなる前に司法書士に相談もできたしょうし、親からの援助も受けられたでしょう。
・自立していない者同士で同棲してしまった
そして、Iさん自身もきちっと自分の仕事を持ち、1人暮らしでも余裕を持って生きていけるような稼ぎがなかったことも原因だと思います。同棲というのは、どちらかがどちらかに頼るような状況では上手くいきません。しっかり自分を持ってお互い自立をできるもの同士だからこそ、一緒に住んでも問題ないのだと思います。
彼はもちろんダメ男ですが、Iさんの甘さにも原因があったのではないでしょうか。自分をしっかり持てばダメ男が寄ってくることもなくなるでしょう。
<TEXT/女子SPA!編集部>
自分だけは盗まれないと思っていた

もっと早く、周囲に相談すべきだった
ダメ男との日々から学ぶ教訓
