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“恐怖の冷蔵庫そうじ”あるある…この豆板醤いつのやねん!?【山本ゆり爆笑エッセイ&レシピ】

 累計350万部突破のベストセラー料理本『syunkonカフェごはん』シリーズをご存知でしょうか? 著者・山本ゆりさんのブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」は、月間600万PVを誇るそうです。

山本ゆり「カフェごはん」つったら、著者はオシャレなスイーツ女子なんでしょ?……と思ったら大間違い! レシピに添えられたエッセイは、大阪弁コッテコテのぶっちゃけ話。2000を超えるオモシロ話に、私も何度爆笑したかわかりません。

 あまりに面白いので、このたびエッセイ約90編+αを集めた『syunkonカフェ雑記 クリームシチュウはごはんに合うか否かなど』が刊行されました(レシピ付き)。

syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ そこで、山本さんの傑作エッセイを何編かご紹介しましょう。今回のは、冷蔵庫がグチャグチャな人、必読! 料理界のカリスマがこれなら、うちもこれでええんちゃう? って、自分を許してあげられますよ。

エッセイ「恐怖の冷蔵庫掃除」



 昨日、1日がかりで冷蔵庫の掃除をしました。
冷蔵庫の開けっ放し防止機能にピッピーピッピー言われながら、一段一段はずして洗ってはずして洗って…

 まずは1番上の段。海苔がいれてあります。
巻き寿司用のでっかい海苔と、刻み海苔と
飴が2粒
なんでやねん。ここに飴がはいってるって誰が知ってんねん。しかも意味不明の
青っぽい色。何味やねん絶対舐めへんやろ。
バシュ!(ゴミ袋行き)

 次の段、奥のほうに液だれした瓶発見。
うわー触りたくない。…ねちゃ。(床とくっついてる)ラベルを見ると
ハムのドレッシング』。
なんなんこれ。ハムのドレッシングって何? ハム専用なん? そんな良いハムがうちにあったことなんてあったっけ。
『賞味期限 2009.10.09』(*2010年12月30日現在)
ジャー……(処分)

 その奥にあるのは、練りごま(黒)
出たーーーーー!!
やっぱりあったか。絶対に使い切らんくせに、毎年1年に1回は練りごまに手を染めるからな。でも、これはまだ比較的新しかったからセーフ。

 おっ豆板醤発見。お前の存在は知ってたで。いつも年末は奥でカピカピになってるけど、今回は知ってたで。だってこの間買ったところだもの。
その奥には……
おっ豆板醤発見。(ドゥーーン)
あったんや。やっぱりあったんや。

 そして端っこのほうには…出ました岩海苔(佃煮)
この「冷蔵庫の端に賞味期限の切れた岩海苔」っていう図
もう何年経験してるんやろ。食べ切ることないのになんで買うん。
まあ、置いておこう。大丈夫。岩海苔やし大丈夫。(根拠は)

 その奥には……
岩海苔
なんでやねーん。なんで岩海苔またあんねーん。
もうめっちゃ前に出して主張しといたんねん。
岩海苔・豆板醤・岩海苔・豆板醤って並べておいたんねん。

 気を取り直してその奥の…四角いのん何これ。
…………
羊羹(ようかん)

 確かこの羊羹は、何ヶ月か前に酔っ払ってタクシーに乗った時、なぜか運転手さんが降り際にくれたもので。「え、このタイミングで羊羹?(ティッシュではなく?)」ってなって、なんとなく手がつけれへんかってんな。
羊羹…おっちゃんの優しさ…羊羹…おっちゃん…
………
バスン!(ごめん)

 三段目。
器に入ってラップかけられたカレー
え、カレーとかいつした? 少なくともこの1ヶ月はしてないよな。しかもトマトが入ってる…トマト入りのカレーをしたのは確か…………!!(さよなら)

 その横のラップがかかっている器は、カッスカスのらっきょう。らっきょうの化石。その端には……
飴が1粒
だからなんでなん。袋に「ジューシー」て書いてあるわ。
置いとこ。まだジューシーな果汁出てきそうやし。(どんだけキャッチに弱いねん)

 ほんでさっきから邪魔なこのモロゾフのやけにでっかい箱の中には…(パカッ)
チーズケーキが8分の1切れ
ぇえーー!! このためにどれだけスペースとってんねん。箱捨てろ箱。

 そしてドアポケットへ。
実はさっきから、ふりかけのゆかりが巻き散らかされてるのが横目で見えてんねん。一番上に置いてたせいで何段にもわたって被害をこうむってんねん。

 一番上の段にはゆかりと、中途半端に残ったアーモンドパウダー。
その下敷きになった、
のりたま。(のりたまあったんや! 食べよう!)

 次の段には…出た冷蔵庫の定番、
サラダやお弁当を買った時についてくる、ちっさい袋入りのドレッシング、マヨネーズ
うなぎの蒲焼のタレ。餃子のタレ。ローストビーフのタレ。よくわからんタレ。
なんせタレ。タレ。タレ祭り。タレ祭りが開催されております。
このタレ類絶対に使わんのになんで置いといてしまうんやろう。

 あとは…いけそうやな。
ケチャップもマヨネーズもソースもOK。下の段もOK。豆腐もまだいける。
牛乳もジャムもマーガリンも大丈夫。
いちごジャムも何気に2個開いてるけど大丈夫。食パンもあのジグソーパズルみたいな留めるやつ10個ぐらい落ちてるけど大丈夫。

 さらに恐怖の野菜室、そして冷凍庫に移るわ。
最後に、下の段の奥の瓶だけ確認しよ。
………
ハッ…!
岩海苔…!!

より古いほうの豆板醤を使ったレシピ



「恐怖の冷蔵庫掃除」より
もやしと豚のピリ辛卵スープ


 すべての材料をお鍋にいれて煮るだけですが、これ、ほんまにおいしいです。具は好きなものでOK。ごはんにかけてクッパにするのもオススメです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=363110

もやしと豚のピリ辛卵スープ●材料(たっぷり2人分)

長ねぎ・・・・1/2本
にんにく・・・1かけ
もやし・・・・1/2袋
豚バラ薄切り肉・・・・120g
A水 3カップ
A豆板醤 しょうゆ 各小さじ1
A顆粒鶏ガラスープの素、砂糖、みそ 各小さじ2
A塩、こしょう 各少々
卵・・・・1個でも2個でも
万能ねぎまたはニラ・・・3本ぐらい
あれば白炒りごま・・・・適量

(1)長ねぎは斜め薄切り、にんにくは薄切り、豚肉は2cm長さに、万能ねぎは食べやすい長さに切る。フライパンかお鍋にAを入れて沸かし、長ねぎとにんにく、もやし、豚肉をいれて煮る。

(2)火が通ったら強火にし、溶き卵を少しずつ回しいれる。万能ねぎを加え、火を止める。器に盛り、あればごまをふる。

※ポイント
溶き卵は強火でグツグツ煮立ったところに、ほそーく回しいれると、入れた瞬間固まるので汁が濁らずふわっと仕上がります。

【山本ゆりさん プロフィール】
料理コラムニスト。1986年、大阪府生まれ。結婚前は広告代理店の営業、現在は1児の母。著書であるレシピ本『syunkonカフェごはん』(宝島社刊)は現在シリーズ5冊累計で350万部を超えるベストセラー。気まぐれに更新されるブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」 http://ameblo.jp/syunkon/はレシピもさることながら、自身や家族の日常を綴た話が大人気で月間600万アクセスを集める。

syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~

※月間600万PVを誇る超人気ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」 そして累計350万部突破のベストセラー料理本『syunkonカフェごはん』 シリーズの著者、山本ゆり初めてのエッセイ&レシピ集。




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