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シングルマザーは不幸じゃなきゃいけないの?もう偏見はやめてくれ!【シングルマザー対談 第5回】

【シングルマザー対談 第5回】

 シングルマザーでありながらも家を購入した吉田可奈さん(『シングルマザー、家を買う』)と、同じシングルマザーであるマンガ家・七尾ゆずさん(『おひとりさま出産』)のスペシャル対談の最終回は、シングルマザーに対する偏見がテーマです。
※第四回は、幸せな結婚は来世で!?シングルマザーの恋愛観【シングルマザー対談 第4回】

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=358450

七尾ゆずさん(左)と吉田可奈さん

七尾ゆずさん(左)と吉田可奈さん

 旦那さんの浮気をきっかけに離婚しシングルマザーとなった吉田さんと、どうしても子どもが欲しくて、多額の借金をかかえたフリーライターの彼とのあいだに、自分が一人で産み育てることを条件に子どもをつくった七尾さん。当事者であるお二人が、シングルマザーという存在について思うこととは……?

シングルマザーはマイナスなんかじゃない



――あらためてになりますが、当事者として、「シングルマザー」というものをどのように捉えていますか?

吉田可奈さん_1吉田:シングルマザーであることを隠してしまう人も多いと思うけれど、わたしは大声で言うべきだと思うんです。そうすることで助けてくれる人がすごく増えますし。うちの娘はいま小学2年生で、息子は保育園児なんですけど、同じクラスにもシングルマザーが結構いるんですよ。だから、マイナスポイントだなんて思わないで、「わたし、ひとりですけど何か?」くらいにしていれば、仲間も増えて輪ができる。

七尾:シングルマザーはマイナスなんかじゃないですよね。

吉田:そう! でも、「シングルマザー=貧困・虐待・同居の男」みたいなレッテルを貼りたがる人がいるんですよね。

七尾:そんなイメージを払拭したいです。

吉田:そうですよね。貧困や虐待は普通の家庭でも起こっていることだし、むしろそっちの方が多いかもしれないのに……。おそらく、シングルマザーの方がキャッチーなんでしょうね。「シングルマザー、餓死」とか。それって、すごく悔しい。ツライこともあるけれど、毎日がすごく楽しいんですもん。

シングルマザーに対する世間のレッテル貼り

『シングルマザー、家を買う』より http://joshi-spa.jp/342925

やっぱり、子どもが心の支えになる



七尾ゆずさん_1七尾:わたし、自分は当たり前のように子どもを生んで育てるんだと思っていたんです。それが、マンガ家としてちゃんと生きていけるようになってからにしようと思っていたら、気づいたときにはアラフォーになっていた。

 わたしは、母親というものにすごく憧れを抱いていたから、いまは、それが叶ってすごく幸せ。生きるということが、老いていくということがとても楽しみで仕方ないんです。それを与えてくれた子どもに、本当に感謝しています。

吉田:わたしは23歳で結婚して、26歳で出産したんです。だから若い頃から、子どもがいる生活というのが当たり前だったんですよね。でも、いま34歳になって、周囲を見渡してみると、まだ生んでいない人も多くて。そういう人たちを見ていると、自分にもそんな人生があったのかな、とも思う。

 だけど、やっぱり子どもがいない人生なんて考えられない。いまや、娘、息子が巣立つ日が来るのが怖いです。この間、「あと7年で高校受験だよ」って言われて、あとたった7年しかないの!? って愕然としました。

 子どもたちが巣立っていって一人になったら、すごく寂しいだろうな……。だから、そのときは「みのり会」(60代向けの結婚相談所)にでも登録しようかなって考えています(笑)。

吉田可奈さん_2+++++

 ということで、5回に渡ってお届けした、吉田可奈さんと七尾ゆずさんのスペシャル対談。従来のシングルマザー像を、良い意味でぶち壊すお二人の姿には、新しい女性の生き様が滲んでいました。そしてなにより、母は強し! 子どもを持つ女性は、どんな逆境でも笑って乗り越えていけるのかもしれませんね。

【吉田可奈】
80年生まれ。CDショップのバイヤーを経て、音楽ライターを目指し出版社に入社。その後独立しフリーライターへ。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘はネットで見かけた名言“死ぬこと以外、かすり傷”。Twitter(@singlemother_ky

【七尾ゆず】
大阪生まれのAB型。年収アンダー200万円。バイト歴24年のアラフォーマンガ家。40歳直前にして、シングルマザーになることを決意。その奮闘ぶりを描いたリアル体験記『おひとりさま出産』(集英社クリエイティブ)が話題に。9月25日に第2巻が発売。

<TEXT/渋谷アシル PHOTO/山川修一>

シングルマザー、家を買う

年収200万円、バツイチ、子供に発達障がい……でも、マイホームは買える!

シングルマザーが「かわいそう」って、誰が決めた? 逆境にいるすべての人に読んでもらいたい、笑って泣けて、元気になる自伝的エッセイ。

おひとりさま出産 2

彼は多額の借金もち。こんな男と一緒になったら大変。でもでも、40歳直前。子どもはどうしても欲しい! そうだ、「おひとりさま出産」があるじゃないか! 独身、貧乏、高齢。マイナス要素は多々あれど、“やればできる"を実践したリアル物語。産まれます!

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