エロくて粋なTシャツなどグッズもお楽しみ【春画展】

⇒【前編】「女ひとりで「春画展」。このエロ芸術はアニメやAVにつながっている」はコチラ

今につながる「エロ+ユーモア」のセンス

 また春画は「笑い絵」とも呼ばれ、性描写と笑いが同居したユーモアがあることも特徴なのだとか。展示には、北極と南極を男女の陰部に模したという意味のわからないものや、「釈迦涅槃図」かと思ってみてみれば描かれている顔は全部陰部、みたいなものまでありました。なんでもかんでも「男根だ」と言い張ったフロイト以上の想像力です。  昔のAVには、アニメやドラマのパロディや、有名タレントにそっくりな名前の女優さんがいたものです。「真性鬼エバンゲリロン」というタイトルのAVを見つけたときには衝撃が走りました。エロを笑いと同居させる文化は、春画の時代から連綿と続いているのですね。  春画は一見、普通の浮世絵と変わりません。大名や商人が描かせた浮世絵は素人でもわかるほど豪華です。細かな部分まで書き込まれ、色鮮やかで凹凸があり、隅から隅までいくら見ても飽きません。豆版という、サイズの小さな浮世絵はカラフルで細密で、まるで宝石箱のようです。  エロ漫画やAVに詳しい人が春画展に行けば、さまざまな形でその片鱗を発見するでしょう。デザインや絵画を勉強している人が春画展に行けば、浮世絵ならではの大胆な画法を学べると思います。  日常的でパーソナルな題材なので、日本の風俗についてもうかがい知ることができます。高尚なテーマでもないので「わからない」こともありません。その人のバックボーンによっていくらでも感じ方が変わる、素晴らしい展示会です。  記念品として分厚いカタログ4000円や、Tシャツ、エコバッグなどいかがでしょう? カタログには、連続ものの浮世絵もちゃんと掲載されています。Tシャツやエコバッグには陰部がバッチリプリントされていましたよ! 【会 期】2015 年 9 月 19 日(土)~12 月 23 日(水・祝) 【会 場】永青文庫 (東京都文京区目白台 1-1-1) 【開館時間】9:30~20:00(日曜は18:00 まで) 【休 館 日】毎週月曜日(祝休日の場合は開館) 【入 館 料】大人 1500 円 http://www.eiseibunko.com/shunga/ <TEXT/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【和久井香菜子(わくい・かなこ)】 和久井香菜子ライター・イラストレーター、少女漫画コンシェルジュ。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。ネットゲーム『養殖中華屋さん』の企画をはじめ、語学テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。街で見かけたおかしな英文から英語を学ぶ「Henglish」主宰。
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「ブラインドライターズ」運営
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