Lifestyle

女子会で男をディスる「悪女ぶりっこ」の正体

 InstagramやFacebookを見ていると、定期的に飛び込んでくるのが「今日は女子会でした~☆」という投稿。全員白ワンピースというコンセプトのある女子会や、コスプレ女子会、特に衣装の統一コンセプトはないものの、なぜかみんな髪型が似ている女子会写真。

 男性はこのような女子会写真の投稿をみて「女って女子会好きだよな~」と思う人が多いかもしれませんが、そういうわけではありません。女子会嫌いの女性もいます。

女子会は「演技がかっている」



女子会 女子会嫌いな女性に「女子会の何が嫌いか」を聞いてみたところ、

(1)自慢話が多い
(2)FBにアップされるのがイヤ
(3)上っ面だけの会話が苦手


といった基本的なものの他に「演技がかっている」という意見がありました。演技がかっているとは一体なに……?

 詳しく聞いてみると、この「演技がかっている」というのは、よくある悲劇のヒロインになりきって失恋話をするのとは逆ベクトルで、女子会で、おおっぴらに下ネタを言ったり、周りの男をこき下ろすような発言をすることで「悪い女」になりきろうとする行為のことを指すようです。

「私は男を選べる」というマウンティング?



 例えば、自分に気を寄せてくれている男性の話題を引き合いに出し「あいつはとりあえず、お腹空いた時に呼び出す要員だから(笑)」とか「まあ、あいつの実家が金持ちだから最悪結婚してもいいかもだけど、他にも彼はいるから」という高飛車な発言をし、百戦錬磨のプレイガール風になりきる行為。

 なるほど、たしかに「このキャラメリゼソースめちゃやばい~☆」的な西野カナに激しく共感するゆるふわ女子たちによる女子会とは別に、「最近こういう男がいたんだけどつまんなくてさー」と男性を品評するような女子会があるのです。

 この後者の女子会は『セックス・アンド・ザ・シティー』や『ゴシップ・ガール』憧れの女子によって開催されるパターンが多く、このような発言によって場が盛り上がることも多々ありますが、過剰なこき下ろしは「私は男性をよりどりみどり選べる側にあるの」というマウンティング発言として捉えられて、こういった女子会の形態に疲れてしまうというパターンもあるようです。

原田まりる

筆者、原田まりる(哲学ナビゲーター)

 私がいままでに体験した女子会では、ある女性がいま周囲にいる男性の「勤務先」「年齢」「学歴」「年収」「容姿」などをリストアップし、
「(1)新聞社の32歳、慶應卒、1000万超え、わりとジャニーズ系」、「(2)××商社の30歳、横国卒、800万超え、アスリート系」とプロフィールに番号を振り分け、その女性の恋人にするには誰がいいかをみんなで話し合って選ぶというオーディションのような女子会がありました。

 当の本人も本気で誰を選ぶべきか迷っているというよりかは「こんなに高スペックな男性に囲まれて選べないで、女子会のネタにしているひどい私」という悪女的な一面を楽しんでおり、男性をこきおろすことを酒の肴にしているという真意が垣間見えました。

悪女ごっこで“女子会疲れ”



 女子会の傾向は、女子同士で「◯◯ちゃんその髪型可愛い~」「そんなことないよ××ちゃんこそかわいいよぅ~」という馴れ合いだけではなく、個々の悪女性をひけらかし「わたしってこんな悪い女なの」と共犯意識を楽しむための会として機能しているパターンもあるのではないでしょうか。

 そしてこのような悪女ぶる行為を「悪女ぶりっこ」と呼んでいるのですが、みなさんもこのような体験をしたことがありますか?

 女子会に疲れてしまった女性の中には、女同士の上っ面の馴れ合いが苦手だという場合に限らず、女子会で繰り広げられる悪女アピールに飽き飽きして起こるケースもあるのではないでしょうか。

<TEXT/原田まりる>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【プロフィール】
85年生まれ。京都市出身。作家・哲学ナビゲーター。高校時代より哲学書からさまざまな学びを得てきた。著書は、『私の体を鞭打つ言葉』(サンマーク出版)。元レースクイーン。男装ユニット「風男塾」の元メンバー。哲学、漫画、性格類型論(エニアグラム)についての執筆・講演を行う。
原田まりる オフィシャルサイト⇒ https://haradamariru.amebaownd.com/

原田まりる
85年生まれ。京都市出身。作家・哲学ナビゲーター。高校時代より哲学書からさまざまな学びを得てきた。著書は、『私の体を鞭打つ言葉』(サンマーク出版)。元レースクイーン。男装ユニット「風男塾」の元メンバー。哲学、漫画、性格類型論(エニアグラム)についての執筆・講演を行う。 原田まりる オフィシャルサイト⇒ https://haradamariru.amebaownd.com/
私の体を鞭打つ言葉

突如、現れた哲学アイドル!「原田まりるの哲学カフェ」を主催する著者が放つ、抱腹絶倒の超自伝的「哲学の教え」。




あなたにおすすめ