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なぜ初デートでとんでもない所に連れて行かれるのか?

初回のデートで奇をてらった場所(たとえば富士山とか)や奇抜なお店に行くのなんてありえない!

 という女性の声は大変よく耳にします。常識というのは人それぞれなので、「一般的に考えて」という言葉は使いたくないですが、確かに女性の多数派とは感覚がズレている男性がいるのは事実です。

初回デート

ここまでとんでもない所だと逆に感動しますけど

 ただ、客観的に見ていると、このように初回デートでありえない場所に連れて行かれてしまう人と、あまりそういう経験が無い人がいます。どうして、「ありえない場所に連れて行かれる」確率は、こうも人によって違うのでしょうか?

 その違いは意思決定の仕方に違いがあるように思うのです。つまり、「男性がリードする=デートで行く場所を決めるのは主に男性」という考えを持っている人ほど、このようなトラブルに遭いやすいと感じています。

 確かに昔はそれでも良かったのかもしれません。価値観が多様化しておらず、デートに正解があったため、男性に一方的に主導権を渡していても、そこまで自分の価値観と合わないような提案をしてくる人はほとんどいませんでした。

 ところが、価値観が強烈に多様化している現代では、価値観が自分と合わない人はたくさんいます。むしろ合う人のほうが少数派かもしれません。拙著『恋愛氷河期』でも詳しく書かせて頂きましたが、「スマート女子とガラパゴス男子」と言えるほど、価値観の違いは大きくなるばかりです。そんな時に男性からの提案を受け身で待っていては、当然価値観が合わない人からの提案もどんどん入ってくるわけです。

 とりわけ婚活や合コンやナンパなどの、相手がどのような価値観を持っているかもよく分からない大海原で出会った相手に行く場所の決定を任せたら、当然のごとくとんでもない場所を指定してくる人に遭遇する確率は増えると言えるでしょう。

女性もデートに受け身ではダメ!



 では、現代女性はいったいどうすれば良いでしょうか? 男性のリードを諦めて、女性がリードして、積極的に行く場所を決めれば良いのでしょうか? もちろんそれも一つの方法かもしれないですが、対処法はそれだけではありません。二者択一的に考えてしまう人も多いですが、答えは他にもあります。

 私が最もおススメしたいのが、「自分の興味関心のあることに対して積極的に行動する姿勢」を持つことです。

 つまり、恋愛関係以前に異性との友人関係の段階から、自分の価値観に近いことをしている人や面白そうなことをしている人に対して、「私も好き!」「混ぜて!」「私も行きたい!」を言えることです。逆に、自分が行きたい場所やその価値観を積極的に発言することで、「俺もそう思う!」「今度参加させて!」というような価値観の共有する男性を惹き付けるのです。それを繰り返して行けば、その行動がデートに変容することもありますし、二人の関係が恋愛的な意味でも親密になることもあるわけです。

 このようにして、価値観の共有がなされてから行動に移していれば、「ありえない!」と感じる確率はかなり下がります。また、女性側も行きたくもないデートで時間を無駄にせずに済むだけでなく、男性も見境なく誘う必要も無くなります。そう考えると、これまでのような男性リード型が現代社会ではいかに非効率なやり方か分かりますね。

 以上のように、ありえないデートを経験してしまうということは、ありえないデートが問題なのではなく、「価値観が合っていないことを分からずにデートをしてしまうことが問題」なのです。

 人間関係に効率性を求めることに抵抗を感じる部分もありますが、価値観の多様化した現代社会では、コアな関係で付き合う人に関してはいかに価値観の近い人に対象を絞るかが、安定した人間関係を構築する上で非常に重要になってきます。

 現代社会で上手く価値観の合う者同士がマッチングするには、このような「価値観の合う人たちに積極的に自ら近付いて行くスタイル」が最も適していると思うので、是非スタイルを切り替えてもらえると嬉しいです。

勝部元気

シルバーウィークは今年も北アルプスに2泊3日で行ってきました(勝部)

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【勝部元気】
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中

勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ(http://katsube-genki.com/blog/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。




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