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「イケメンしか認めない!」をやめないと損をするワケ

 突然ですが、あなたはイケメンが好きですか? 付き合う対象は絶対イケメンだというこだわりを持っているのでしょうか?

 人間には外見的魅力と内面的魅力があり、異性の外見に魅力を感じることは決して悪いことではありません。確かに「外見は全く気にしない」という人も一部にはいますが、ヒトは視覚重視の生物である以上、パートナー選択で外見を考慮することは、ごく当たり前のことです。

 ところが、年齢を重ねているのにいつまでも異性を外見“だけ”で判断してしまう面食いの男性・女性に関しては、「ちょっとマズイんじゃないの?」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか? とりわけ、自分の外見が性的魅力をどんどん失っているにもかかわらず、いつまでも相手を外見だけで判断している人は少なくありません。いったい彼ら彼女らのどこがマズイのでしょうか?

若い頃は、外見のみのジャッジでよかった



 基本的に人は年齢が若い時ほど、外見的魅力に惹かれる傾向にあります。実際、今よりも若い時に「カッコ良いからor可愛いから」という見た目だけのタイプで人を好きなったことがある人も多いのではないでしょうか?

 それは、若かりし頃は内面が未熟である人が多いからです。確かに、若い時から内面的魅力にあふれる人もいますが、そういう人でも異性とのコミュニケーションや恋愛観という面においては粗削りである場合も多く、恋愛という面においては内面的魅力にさほど個人差がないと言えるでしょう。現在成熟していると感じる立派な人たちだって、若い時は未熟だった時代があって今があるわけですよね。

 また、判断するこちら側も、他者の内面的魅力をジャッジする能力が未熟だったからという側面もあります。これら2つの背景により、若い頃というのは内面的魅力に比べて外見的魅力のほうに配点が大きくなるのは、構造上当たり前のことなのです。

 ところが年齢を重ねれば重ねるほど、これまでの人生をどういう意識で過ごしてきたかによって、内面的魅力にかなりの個人差が生じます。たくさん成長をしてきた人と成長をあまりしていない人の間に、圧倒的な差が生じてくるのです。

 こうなると、ブレ幅の大きい内面的魅力に対してより注意深くジャッジせざるを得なくなります。女性の場合であれば、DVやモラハラや浮気魔などはジャッジするべきポイントの典型例でしょう。つまりいつまでも面食いでいる人が「マズイ」のは、内面的魅力のブレ幅というリスクに対して、あまりに無自覚・無頓着だからです。

 それによる失敗を自分で勝手に引き受けてくれれば別に問題無いかと思うのですが、厄介なのは、愚痴や「悲劇のヒロイン話」を聞かされること。中には「いい男がいない~」とまで言う人もいます。周りからすれば、「いや、あなたが面食いなのが原因でしょ」となるわけです。面食いであることよりも、「失敗した話」を聞かされることが嫌なわけですね。

内面が魅力的な人のほうが格段に価値がある



 ちなみに、個人的な意見ですが、外見的魅力よりも内面的魅力のほうが、何倍も価値があると思っています。

 というのも。外見的魅力があるかどうかは見れば一瞬で分かりますが、内面的魅力があるかどうかは、知るのにかなりの時間を要するからです。外見的魅力のある人は死ぬまでに何万人と見つけることも可能ですが、限られた人生の中で内面的魅力のある人は多くて数百人程度しか見つけられません。つまり、外見的魅力のある人よりも内面的魅力のある人のほうが、圧倒的に「希少価値が高い」のです。

 にもかかわらず、残念ながら外見的魅力を磨くことにばかり集中し、内面的魅力の成長をおざなりにしてしまっている女性がこの社会にはまだまだたくさんいることは、とても残念に思います。結局、それは、外見的魅力でしか判断しないレベルの低い男性のニーズがこの社会に存在するからですね。

 とにかく、色々と根が深い面食い問題。もしまだ面食いをこじらせてしまっている人が周りにいたら、「面食いは迷惑だ」ということを分かってもらいたいものですね。

勝部元気

人生初!虹の輪(ブロッケン現象)を見れました!(勝部)

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【勝部元気】
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中

恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。

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