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「ノーブラデー」を批判して乳がんの傷跡をネットで晒した女性が話題

 先月、元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48歳)が右乳房全摘手術を受けたことが大きな話題になりましたが、現在アメリカでも乳がんにまつわるあるニュースが話題になっています。

 元乳がん患者のジェン・アルターさん(36歳)が、セクシーさを強調した乳がんの啓発キャンペーンに異を唱えるべく、「これがホントの乳がんの啓発よ!」というタイトルのもと、自身のブログに、乳首が切除され、火傷のように赤くただれた左胸の写真を公開したのです。※閲覧注意

 その写真は、2年前に35日間にわたって行った放射線治療後のもの。手術だけでなく、放射線療法によって皮膚が火傷したようにただれ、剥がれ落ちている写真は、かなりショッキングです。

ジェンさんは1児の母でもある

今ではすっかり元気なジェンさん。1児の母でもある(ジェンさんのブログより http://pushinginthepin.tumblr.com/image/131988211516)

乳がんはセクシーじゃない



 衝撃的な写真とともに、ジェンさんの投稿には以下のコメントが記されています。

「乳がんはセクシーなものじゃない。乳房を守ることが大事なんじゃない。ましてや、ノーブラデーのような、一部の女性が乳首を浮き立たせたセクシーな写真を投稿するためのものでもない。

乳がんは傷跡、吐き気、痛み、ハゲ頭、火傷、そして絶望なの。

この写真によって啓発できないなら、他にどうすればいいのかわからない。

不快に思ったって? そう思うべきなのよ」
(ジェンさんのブログより)

「ノーブラデー」は、乳がん啓発キャンペーンの一種として2011年頃からはじまったとされていますが、「胸をブラジャーの圧迫から解放する日」ととらえる団体もあったりなど、その主旨はまちまち。本来は7月9日であるところ、10月が世界的に「乳がん月間」とされているからか、10月13日を中心にさまざまな場所でノーブラ・イベントが開催されたり、SNS上で「#nobraday」というハッシュタグをつけたセクシーなノーブラ写真が投稿されていました。

#nobraday

Twitter上で#nobradayのついたセクシー写真のひとつ(https://twitter.com/ExploitMonarch/status/656138608248668160)

 そんな中、ジェンさんは自らの傷跡を晒すことで一石を投じたのです。

 写真に対して不快に思った人もいたようですが、彼女のTumblr上の投稿は159,019のリブログやLikeを獲得し、「シェアしてくれてありがとう。こういう写真をこれまで見たことがなかった」「これが本当の啓発だ!」と支持するコメントに溢れています。

 乳がんは乳房を失う苦しみばかりがフォーカスされがちですが、手術後の化学療法という、先の見えない長い苦しみを、彼女の写真によって初めてリアルに感じとった人々が多かったようです。

 先月手術を行った北斗さんも、これから本格的な化学療法を受けると報道されています。彼女がこれから味わうであろう苦しみが1日も早く終わることを、心と体の傷が癒えることを願うばかりです。

<TEXT/女子SPA!編集部>




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