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抗うつ剤でEDに…20・30代に増える「薬剤性ED」

「ED(勃起不全)は年配者の病気」かと思いきや、最近、20~30代の男性のEDが増えているという。これは男性にとっても女性にとっても大問題。もし彼氏が急に反応しなくなったら、それは愛が冷めたのではなくて「若年性ED」かもしれない。

抗うつ剤を飲んで1か月でできなくなった



 若年性EDは、仕事のストレスやセックスのプレッシャーなど、心因性のものがほとんどだという。さらに、ED治療専門の渋谷三丁目クリニックの古市昌之先生は「心因性に加えて抗うつ剤による『薬剤性ED』も増えている」と話す。

ED,抗うつ剤「若年層での自殺者が増えていることもあり、病院側もすぐ抗うつ剤を処方する。その副作用でEDになるケースです。当院では最近、このケースの患者さんが、かなり来るようになりました」

 2年前に頚椎症を患った斉藤弘行さん(仮名・35歳)も、薬剤性EDだった。彼はうつ病ではなかったが、痛み止めのために病院から処方された「トリプタノール」という抗うつ剤が原因になった。

「医師からは、『向精神薬的な効用がある』とだけ言われていました。しかし1か月後、急に挿入すら困難な状況になったんです。それからは相手に対しても『本当は気持ちよくないんじゃないか?』と疑心暗鬼になり、セックス自体が怖くなって……。頚椎症は治りきっていなかったのですが、それが辛くて服薬をやめました」

 その後しばらくして彼は勃起可能になったが、「今度は痛みで地獄の日々だった」という。このように、若年性EDはさまざまな原因で突然、男性を襲う。本人もパートナーの女性も、EDの基礎知識は持っておきたい。


【古市昌之氏】
渋谷三丁目クリニック副院長。ドクターやスタッフはすべて男性。診察は保険証不要で身分証の提示も原則必要なし。HPはhttp://www.shibuya3clinic4men.com/

<PHOTO/Igor Stevanovic>
― 若年性EDの悲劇【2】 ―




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