ちらし寿司ならガッツリ食べても大丈夫
【キレイになるお家ごはんvol.4】 ⇒Read in English
健康・美容に良い和食を、世界中の人が誰でもカンタンに作れるよう、レシピにまとめました。ヘルシーにするコツを楽しく学びながら、日本の家庭料理を楽しくマスターしましょう!
お祝いごとの食卓を華やかにする和ごはんといえば、「寿司」。中でも、色とりどりの食材を大皿に盛りつけた「ちらし寿司」は、幸せとおいしさを分かち合いながら、みんなで取り分けて食べるのが楽しいメニューでもあります。
豪華なのに、とってもヘルシー。その秘密は、甘酢を合わせた「酢飯」にあり。白米に比べて血糖値が上がりにくく、太りにくい性質を持っています。
具材となる魚の刺身には、DHAやEPAという健康油が豊富に含まれていて、アンチエイジングや脳・血管を若く保つ効果で注目されています。

・刺身(まぐろ、サーモンなど) 200g
・エビ(ゆで) 8尾
・ホタテ(ゆで) 4粒
・カニカマボコ 4本
・たまご 2個
・キュウリ 1本
・アボカド 1個
・白米 2合
・干昆布(あれば) 10センチ
・酢 大さじ4
・砂糖 大さじ1
・塩 小さじ1/2
・油 適宜
(1)干昆布を入れて白米を炊く。水加減は通常の1割減らして、かためにする。
(2)「錦糸玉子」を作る。加熱して油をなじませたフライパンに卵液を流し込み、薄いクレープ生地をイメージしながら両面を焼く。火加減は弱火。
(3)焼いた生地を冷ました後、重ねてくるくると巻き、糸のように細く切る。手でふんわりほぐす。
(4)刺身、エビ、ホタテ、カニカマボコ、キュウリ、アボカドを食べやすい大きさに切る。
(5)「酢飯」を作る。炊きあがったごはんを、熱いうちにボウルに移し、あらかじめ合わせておいた酢、砂糖、塩を加えて手早く混ぜ合わせる。
(6)大皿に酢飯を広げ、具材をトッピングしていく。最初は錦糸玉子や野菜から。色合いを見ながら、海鮮を散らしていく。
(7)具材をすべて乗せれば完成。
(8)食べる際に取り分け、しょうゆをかけたり、ワサビを添える。
※大皿、取り皿:Verre(ヴェール) http://verre.co.jp/ 03-5721-8013
<TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>
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【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
美容食材の宝石箱!『ちらし寿司』



材料(4人分)

作り方








スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12