「豚汁」ならダイエッターでもお肉ガッツリOK!誰でもプロ級に作れるコツ5
【キレイになるお家ごはんvol.11】⇒Read in English
健康・美容に良い和食を、世界中の人が誰でもカンタンに作れるよう、レシピにまとめました。ヘルシーにするコツを楽しく学びながら、日本の家庭料理を楽しくマスターしましょう!
寒い日にカラダをあたためてくれる具だくさん味噌汁、「豚汁」。豚肉と野菜がたっぷり入った栄養満点の汁物ですが、実は、ダイエットや成人病予防で肉料理の頻度を抑えようとしている人に是非ともオススメしたいメニューです。その理由は、「ゴボウ」と「こんにゃく」にあり。
両者ともに低カロリー。そして、水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、肉のたんぱく質や脂質によって汚れた腸をキレイにしてくれる効果があるからです。うまみやコクのしっかり効いたおいしい豚汁を作るためには、5つのポイントをおさえましょう。
1.ゴボウはアク抜きしない切ったゴボウを水でさらすと、旨味も香りも逃げてしまう。最近のゴボウはアクが少ないので、そのまま使うべき。
2.ごま油で香りよく炒めると、濃厚なコクを与えてくれる。
3.玉ねぎを隠し材料にすると、甘味とまろやかさがアップする。
4.味噌を2種類合わせると、奥行きのある味わいに。
5.ニンニクを少々入れると、ふわっとした華やかさが加わる。
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・豚肉(切り落とし) 200g
・大根 5センチ分
・ニンジン 1/2本
・玉ねぎ 1/2個
・ネギ 20センチ分
・ゴボウ 1/2本
・こんにゃく 1/2枚
・ニンニク 1片
・甘口味噌(白) 大さじ3
・辛口味噌(赤) 大さじ2
・ごま油 大さじ1.5
・湯 6カップ
1)野菜を切る。大根、ニンジン、こんにゃくは短冊切り、玉ねぎはうす切り、ゴボウはささがき、ネギは小口切りにする。
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2)あたためた鍋にごま油をひいて、豚肉を炒める。
3)玉ねぎ、ニンジン、ゴボウ、大根をひとつずつ入れて炒める。油を具材にしっかりまとわせるのが大切。
4)全体に油が行き渡ったら、熱湯を注ぎ入れる。アクが出てくるので、丁寧にすくう。
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5)甘口味噌と辛口味噌を混ぜ合わせ、半量をボウルに移し、100ml程度の煮汁で溶かしてから加える。
6)フタをして、弱めの中火で10分煮込む。
7)残りの味噌を煮汁で溶かしたもの、すりおろしたニンニク、ネギを加え、1~2分煮る。
8)お椀にたっぷりよそえば完成。七味唐辛子をふると、より一層香り高くなっておいしい。
<TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>
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【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
腸を汚さないヘルシー肉料理『豚汁』
材料(大鍋1杯⇒5~6人分)
作り方
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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