コスパ悪っ!友達と一緒に住んだら、予期せぬ落とし穴が
近年、オシャレなイメージで定着するシェアハウスだが、その安さゆえに、多くの問題を抱える物件も存在している。

「起業するため家賃コストを削りたかった」というIT系勤務の矢野啓太さん(仮名・28歳)が最近まで暮らしていたのは、家賃1万8000円。窓も収納もない広さ1畳の物置部屋だ。
場所は西東京市、最寄り駅から徒歩5分、家賃18万円、4DKの一軒家を学生時代からの男友達や知人4~5人でシェア。ほかの住人が家賃4万5000円、6~8畳の部屋で悠々と暮らすなか、矢野さんに割り当てられたのは1畳の物置2か所のみ。
「もともと『寝られればいいや』くらいにしか考えていなかったんですが、いざ入居してみると足を伸ばして寝られないんですよ。スペースいっぱいにギュウギュウに布団を敷き詰め、毎晩、入り口のドアから両足を出してなんとか寝ていました。
収納は別に1階の同じ広さの物置を使っていたのですが、やっぱり最低限のスーツや着替え、パソコンは部屋に置きたい。そこでつっぱり棒で何段も棚を作って試行錯誤してみたり。狭さに覚悟はしていたものの、寝転がると顔の真上までスーツがズラリと下がっていて、想像以上の圧迫感がありました……」

家賃月1万8000円でカビ臭い物置に暮らす
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