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いま家庭の財布のヒモは誰が握っているのか?

 日本の家庭では財布のヒモはだいたい妻が握っている…と言うと、欧米人にビックリされることがある。おじさん世代は、奥さんのことを「うちの大蔵省(古っ)」なんて言ったものだが、今はどうなっているのだろうか?

今も、財布のヒモは「妻が握っている」が6割



 オリックス銀行の調べでは、「家計の管理者」は妻が6割。20~40代だと60%以上は、「妻が管理」している。やっぱり今でも、世代を問わず”財布のヒモは妻が握っている”のが多数派のようだ。

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<家計の管理者は誰ですか?>
夫27.6% /妻59.2% /共同で管理12.4% /その他0.8%

(オリックス銀行「家計管理の実態に関するアンケート調査」全国20~60代の男女3300人のうち既婚者2074人、2013年7月)
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 となると、夫の小遣い額も、妻が決めているのだろうか? 明治安田生命保険の調査によると、夫の小遣いの平均は月3万5347円(20~50代男性524人に調査、2013年11月20日発表)。 この小遣い額を決めているのはやっぱり妻?

 既婚の30代・男性サラリーマン300人(全国)にアンケートを取ったところ、実際は予想に反する結果に。意外にも自分で小遣いを決めているという家庭がもっとも多い45%、次いで妻が決めるという家庭が39%だった。

<小遣いの額を決定しているのは誰?>
自分45% /妻39% /夫婦で7% /設定していない9%


 自分で決めるという理由は、「自分が家計管理しているため」(35歳・教員)や、「妻に金銭感覚がなかったため」(37歳・自営)と、家庭によってさまざま。その中には「自分が稼いだお金だから」(36歳・メーカー)という声もあった。

 一方、妻が管理する理由は、やはり「家計をやりくりしているから」(38歳・メーカー)という意見が目立った。そんななかで、「給料が少ないから」(30歳・食品)という、厳しい状況がうかがえる意見もいくつかあった。

世の夫たちは、意外とお小遣いに満足している



 結局、世のサラリーマンは現在の小遣いに満足しているのだろうか? 同じく30代・既婚の男性サラリーマン300人に取ったアンケートでは、「満足」が52%と過半数を占め、わずかながら「不満足」の45%を上回った。

<小遣いの額に満足している?>
満足52% /不満足45% /どちらでもない3%


 とはいえ、全員が「心から満足している」というわけではないようだ。

 「満足」と回答している人の中には、「安月給で文句は言えない」(35歳・建設)や、「今の給料でこれ以上は贅沢を言えない」(31歳・半導体メーカー)というように、あきらめモードの人がほとんどだった。

 また、「足りないときもあるけど、友人と比べるともらっているほうだから」(36歳・生保)というように、よその家庭と比べることで納得している人も。

 一方で、「不満足」と答えている人の中には、「昼飯を300円程度までに抑えなければならない」(35歳・SE)や、「まともに飲みにもいけず、個人の預金もできない」(37歳・自動車修理)というように、日々の生活を切り詰めている人も。

 さらに、「30代半ばの人間が財布の中に数千円のときがあり、どうかと思う」(34歳・損害保険)のようにやるせない思いの人もいた。

 妻としては「給料が増えなきゃ、小遣いだって増やせません」と言いたいところ。アベノミクスで給料が上がる日はいつ来るのか…。

<PHOTO/Angel_a>

― よその家庭は?夫の小遣い事情【9】 ―




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