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泣く子の口を押えつけ…ブラック保育園の“虐待隠し”を、保育士が明かす

 上司からの嫌がらせで、仕事が続けられなくなるほど追い詰められてしまうこともある“パワハラ”。働く人の大半が女性である「保育園」も、パワハラの横行しやすい職場のひとつだそう。

 子どもに向けられる笑顔の裏に渦巻く、保育業界のブラックな素顔とは……? 職場環境に悩む介護士や保育士の駆け込み寺「介護・保育ユニオン」に声を上げたフミエさん(仮名・23歳)に、その実態をお聞きしました。

激務とパワハラで適応障害に



保育園 従妹の世話をしたことがきっかけで、小学校低学年のころから「保育士になる」という夢を一途に抱いてきたフミエさん。

 資格取得のかたわらインターンなどで経験も積み、短大卒業と同時に、業界大手の認可保育園に採用されました(株式会社がチェーン展開する保育園)。長年の夢を叶えた喜びを胸にスタートを切った“先生”でしたが、目の当たりにした現実は想像を絶する世界だったといいます。

「園長や先輩保育士はなにひとつ教えてくれず、見よう見まねで保育にあたる日々でした。そのうえ、誰かが困っていてもみんな見て見ぬフリなんです。同時に泣き叫ぶ3人の乳児を私一人であやし続けたこともありました

 さらに、残業代のつかない居残りをさせられたり、業務時間内で終わらないほどのデスク作業を強いられて、自宅に持ち帰ることも頻繁にあったそう。

 それでも「1年目だから」と文句ひとつ言わず、激務に耐えていたといいます。ところが、そんなフミエさんに追い打ちをかけたのは、園長からのパワハラ。

「ことあるごとに呼び出して、激しく叱責するんです。私が直接関わっていないのに『あなたのせいだ』と言われることも多々ありました。もっと努力しなきゃいけない、頑張らなくちゃって気持ちを奮い立たせていたのですが、めまいや吐き気に襲われることが増えて……」

 いくつもの病院を受診し「適応障害」との診断が下ったのは、入社して半年も経っていないころ。

 診断からしばらくは体調を優先させてくれたそうですが、間もなく「体調不良は気持ちの問題」「あなたは園に必要ない」など、再びパワハラを受けるようになったそうです。

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全園児の前で「先生失格!」と罵倒され……

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