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痔かと思ったら大腸がん!? 見逃しがちな病気のサイン

 あなたが最後に健康診断を受けたのはいつだろうか。企業の正社員なら毎年必ず受けているケースが多いが、非正規社員やフリーランスの人なら、「ここ数年受けていない」「学生の時以来、受けていない」という人がほとんどだろう。

健康診断 総務省の2016年平均の労働力調査によると、役員を除く雇用者における非正規雇用の割合は37.5%。つまり、働く大人の約40%が定期的に健康診断を受けていない可能性があるのだ。若いうちならまだしも、30代半ばを越えても自分の健康をチェックする機会がないのは、将来の大病を招きかねない。

病気が進行する前に“予兆”を知ろう



「30~40代は働き盛りだからこそ、どうしても病気を軽視しがち。『自分は違う』という否定こそが、知らず知らずに病気を進行させてしまいます。たとえば血圧が高くても放置してしまう人、忙しいが口癖で検査をしない人など。病気は決して他人事ではないんです」とは、患者の立場で医師に取材をしている医療ジャーナリストの市川純子氏。

 例えば大腸がんの予兆は、ひどい便秘と残便感、吐き気、血便などがある。

「痔の出血と他の病気による出血はパッと見ではほとんど同じ。そのため、切れ痔と勘違いした方は病院に行かないことが多いんです」

 さらに、同じがんでも肺がんは別の部位にサインが出るというから知っておきたい。

老化と勘違いしやすい



「肺がんを患うと、咳の症状以外に二の腕に痛みが走ることがあります。肺と二の腕の神経がつながっていることが痛みの原因です。一見関係のない部位が痛むことを指す“放散痛”は、見逃せないサインのひとつです。腕が痛むからといって『ちょっと早い四十肩かな?』なんて思わず、早めにお医者さんに行ってください」

 加齢など、体の変化に隠れがちな病のサイン。見逃さないようにするにはどうすればいいのか。

「がんの種類によっては、採血でがん発生の可能性を探る腫瘍マーカー検査が、比較的手軽にできるのでおすすめです。億劫がらずに、検査してみてください」

 そのほかの病気も自分の体と向き合い、サインを見逃さないことが大事。ただ、大きな病気の治療は早期発見がカギといわれる一方で、たとえがんを早期発見できなかったとしても気に病みすぎるのは禁物だ。

「さまざまなドクターや患者さんに話を聞くなかで、本人の前向きな気持ちが治療のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)と関わっていることを実感しています。『この治療でがんが治る!』と言い聞かせていたら抗がん剤の副作用が少なかったという報告は多く聞かれます。病気を特定できたら医師や周囲の人と一緒に話し合いながら治療をしていくことが大切です」

 亡くなる人が多い病気を宣告されたからといって、慌てるだけではなく、その病気とどのように向き合っていくかが延命につながるそう。

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30~40代に起こりがちな病気の予兆

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