正月明けは「たまご粥」でほっこり。コツ2つで料亭級に!
シンプル料理こそ、おいしく。
年末からのごちそう続き…。正月太りの不安とともに胃腸、疲れていませんか? そんな時、妙に恋しくなるのが、シンプルな「お粥」。七草粥も良いですが、もっと身近な「たまご粥」はいかがでしょうか?
しかし、作ってみると意外と難しいメニュー。ベトベト糊のようになってしまう、全体が温泉のように濁ってしまうといった声も聞こえてきます。
そこで今回は、超カンタン! たった2つのコツをおさえるだけで、料亭で出てくるようなプロ級「たまご粥」の作り方をご紹介します。
冷たい水に米を入れて加熱をすると、ダラダラとした温度上昇の間に、米に含まれるデンプンが溶け出し、ベチャベチャドロドロのお粥になってしまいます。米粒本来のハリを保ちながらふっくら感を出すためには、表面のデンプンをパキッと糊化させて、内側からデンプンが流出しにくくするようコーティングすることが重要です。
理想形は、透明感のあるつややかな粥の中に、ふんわりと浮遊するたまごとじ。粥全体が濁ってしまう原因は、注いだたまご液をすぐにかき混ぜてしまうから!
たまごが固まる温度は、白身が60度、黄身が70度。注いだ直後は温度が低く、そのままかき混ぜてしまうと、卵黄の成分が分散して乳化のような現象が起こり、これが濁りの原因に。そうならないよう、注いで20秒間はじっと我慢をするのが肝心です。
以上2点を守れば、あとはカンタン。それでは作り方をご紹介します。

【コツ1】 沸騰したお湯に米を入れる!

【コツ2】たまご液を注いだら、かき混ぜずに20秒ガマン!

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