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キノコでダイエット&インフル予防!賢い選び方・食べ方は?

 そういえば、あの人またインフル?

 インフルエンザが流行する季節、周りの感染者を見ると、意外にも去年と同じ人だったりしませんか? もしくは、あなた自身、風邪をひきやすくはありませんか?

 しょっちゅう風邪をひいてしまうのは、様々な原因が考えられますが、乱れた食生活によって栄養バランスが崩れ、健康を維持できない貧弱な体質になっている可能性が。実はこれ、見かけの体型とは全く関係がありません。「ちょっと太ってきたし、風邪もひきやすくなった……」という方は要注意。

 そこで今回は、ダイエットはもちろんのこと、風邪やインフル予防に役立つ「キノコ」のお話です。

風邪やインフルエンザも怖くない!? キノコは免疫力をアップ!



 キノコは、言わずと知れた低カロリー食材ですが、実力はそれだけにとどまらず。キノコの特有成分「β‐グルカン」が、体内の免疫機能を活性化。つまり、ウイルスや細菌などの侵入を即座に感知し、無害化するしくみを強化。風邪やインフルエンザなどの感染症にかかるリスクを低減してくれます。

 また、便秘解消に役立つ「食物繊維」も豊富、美肌に効果的な成分も含まれるため、強く(※)美しくなりたい方には必食のスーパー食材なのです。
※丈夫な身体作りをサポートするという意味で、気が強くなるわけではありません。

 代表的なキノコについて、栄養成分などをまとめました。

【シイタケ】

 コレステロールの排出や血圧を下げる効果のある「エリタデニン」、β-グルカンの一種で、抗ガン作用のある「レンチナン」が含まれる。干しシイタケは、骨の形成に関わる「ビタミンD」がたっぷり含まれるので、意識して食べたい食材。

 海外産も多く出回っているが、輸送の関係で防腐剤などが使われている可能性があるため、選ぶ時は慎重に。

【エノキタケ】

 独特の甘みが美味しいキノコ。パスタのかさ増しに入れると、ダイエットにも効果的。しっとり美肌を導く「トレハロース」が豊富なのも嬉しい。エノキをミキサーにかけて煮詰め、凍らした「えのき氷」は生活習慣病の予防に役立つとして有名。

【エリンギ】

 地中海からやってきたキノコで、「食物繊維」が豊富。食べ応えがあるため、ダイエット時、焼いてサラダにトッピングするのがオススメ。コリコリした食感とクセのない味が特徴で、他の食材との相性も良い。

【マッシュルーム】

 キノコの中で最も低カロリー。代謝を活性化する「ビタミンB2」なども含まれる。他のキノコは加熱が基本だが、白マッシュルームは生食にも向く。香りを取るなら「生」、旨みを取るなら「加熱」。

 その他、ヌルヌル成分でデトックス効果を持つ「ナメコ」、美味しいダシが出る「ヒラタケ」など、様々なキノコが1年中出回っています。そこで、すぐに作れる超簡単キノコ料理をご紹介したいと思います。

免疫力を高める楽チン「キノコメニュー」



 免疫強化のポイントは、「タンパク質」や「発酵食品」と合わせること。タンパク質は体力をつけるベースとなり、発酵食品は、腸内環境を良くして免疫機能をさらに高めます。

(1)電子レンジでシンプル蒸し煮

 キノコは、電子レンジでも美味しく調理できるのが魅力。大概の国産キノコは無農薬。洗わず、汚れがあればさっと拭いて、耐熱ボウルに入れ、少量の酒を入れて3分チン。「醤油麹」でさっと和えてレモンを絞る。

(2)味噌汁

 是非干しシイタケを活用して。干ししいたけのダシ汁を入れてお湯を沸かし、戻しておいた干ししいたけと他のキノコを加えてさっと煮る。味噌を加えて出来上がり。

(3)キノコすき焼き

 鶏肉や豆腐と合わせたヘルシーなすき焼き。1人前からできちゃいます。

※簡単キノコすき焼きの作り方(関東風)

<材料>
お好みのキノコ、鶏肉、豆腐、ネギ、豆苗、醤油、酒、みりん、砂糖、卵

<作り方>
1.醤油、酒、みりん、水をそれぞれ50ml、砂糖大さじ1.5を小鍋に入れて火にかけて割り下を作る。砂糖が溶ければ良い。
2.鍋に割り下を入れ、具材を加えて煮ながらすき焼きを楽しむ。生卵をつけて召し上がれ!

<TEXT、PHOTO/スギ アカツキ>

スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@akatsukinohana




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