結婚式で花嫁が酔ってフラフラ…レストラン披露宴の落とし穴
結婚式は一生の思い出。みんなに祝福され素晴らしい記憶となっている人も多いでしょう。ところが、後悔や反省だらけと言う元・花嫁もいるようで…。

さかのぼること5年前の27歳の時、仕事場の同僚と結婚をした葵さんの話です。葵さんと旦那さんの翔さんはお互いに仕事が忙しく、結婚披露宴までの打ち合わせに行く機会がほぼなかったといいます。
「結婚式は近くの教会で上げて、披露宴は3階建てのレストランを貸し切って行うことにしました。そのレストランは毎週末結婚式を行っている人気店なので安心してお願いしました」
その時点で、式まで期間は4カ月。葵さんが結婚式をそこに決めたのは、そのレストランのショーウィンドウに飾られていた『ロミオとジュリエット』のジュリエットのようなクラシカルなドレスにほれ込んだから。そのドレスをオーダーメイドで80万円ほどかけて作ったそうです。
このたった3回だけの打ち合わせが、当日困ったことを引き起こすのです。
まず第一に困ったこと。
「簡単なヘアアレンジなら介添えスタッフができますので」とコーディネーターさんに言われていたのを信じていたのに、いざ当日になると介添えスタッフが「え? そんなこと聞いてませんけど?」と断られました。
参列者の中に美容師の友人がいたため、その場でアレンジを直してくれて、ことなきを得たそうです。
そして困ったこと2つ目。
「式が始まる合図を待っていても、誰も何も言ってくれません。確かに打ち合わせの時に、『司会はなしのコースでいいですよね?』と聞かれていましたが、『進行でマイクを持つ人はいるので、安心してください』と言われていたのを信じていたのです。
結局、なにもしないままでは困るのでと夫の翔がマイクを握り、突如『本日はお忙しい中~』とあいさつを始めました。司会の準備なんてしていなかったので、もうその時点でめちゃくちゃです」

打ち合わせは3回だけで披露宴を迎えることに
しかし、葵さんには不安が付きまとっていました。 「採寸を含めて式場に足を運んだのはたったの3回でした。周りの結婚していく友人たちは、毎週末、披露宴場に呼ばれているというのに。『もう打ち合わせることはありませんので、来られなくて大丈夫ですよ』とコーディネーターさんに言われました。 どうして私たちだけはそんなに少なかったのかもわからないまま、式当日を迎えました」
司会者がいない!

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