こんにちは、映画で美活する映画美容ライターの此花さくやです。ただいま大ヒット中のフランス映画『おとなの恋の測り方』をもう観ましたか？ 　映画は自分よりも40cmも背が低い彼氏と結婚すべきかどうか悩むアラフォー女性、ディアーヌ（ヴィルジニー・エフィラ）が主人公。彼女には身長が極端に低い点以外、パーフェクトな彼と出会います。でも、「もうちょっと待っていれば、いつか“理想の男性”が現れるかもしれない」なんて、なかなか関係に踏み切れず悶々と悩む日々。心のどこかで白馬の王子様を待っている女子なら誰でも共感しちゃう、ロマンチックなラブストーリーなんです。 　そこで今回は、オトコの価値と身長に関係があるのか、様々な研究結果と映画を元に皆さんと一緒に探っていきたいと思います。 　ブリティッシュメディカルジャーナルに発表された研究によると、英国在住の12万人をリサーチした結果、身長が6.35cm高いと約42万円も年収が高くなるのだとか。ということは、身長差約6cmは月あたり35,000円分の価値があるってこと!? その上、フォーチュン誌のトップ600企業のCEOの3分の1が身長が190cm以上の男性だとも言われています。 　背の高い男性のほうが稼ぐ理由は、身体が大きいことで強く野心的な印象を与える、背の低い男性よりも自信がある、など心理的な理由が考えられています。 　ニューヨーク大学の社会学者が4,500家族を研究したところ、身長が低い男性は平均身長や高身長の男性よりも結婚が遅く、離婚率が32％も低いそう。ただし、身長が低い男性は自分よりも年収が低くて若い女性と結婚し、家事を手伝わない傾向にあるのだとか。 　これは、「高身長の男性＝男らしい」と社会で判断されがちなので、背の低い男性はより高い年収で女性を惹きつけたり、家事を手伝わずにマッチョに見せたりすることで、封建的な“男らしさ”をアピールしているのではないかと推測されています。 　統計をそのまんま読めば、高身長の男性はモテるので女性にも経済力を期待するし、若いうちに結婚するせいで離婚に至りやすい。一方、身長が低い男性はモテないので女性の経済力には期待せず、晩婚なので離婚をしにくい。でも、やたらと男らしく振る舞いたがるので家事を手伝わない。 　極端ですが、こんな風に統計を読むと身長が高いだろうが低いだろうが、どっちもどっちに見えちゃいます。結局、統計は人間性や心を映し出さないのでオトコの価値を測るのはあなた次第、ということになりませんか？ 　研究や統計ではオトコの価値を単純に測れませんが、「彼ってこんな人だったの？」と彼の人間性や心が見える瞬間がありますよね？ 映画『おとなの恋の測り方』そんなシーンがたっぷりあるんです。