チューブわさび、焼肉のたれ…「チルド商品」を選べば劇的においしい!
「チルド」でおいしさ激変!
カレーやパスタソースなどでおなじみの「レトルト食品」。常温での長期保存ができて便利ですよね。でも、もっとおいしさにこだわりたい時ってありませんか? それにこたえるべく、最近「チルド商品」なるものが人気になっているようなんです。
そもそも「チルド」とは、冷蔵温度(0~10℃)の中でも0度に近い低温度帯のこと。この温度を保ちながら流通・保存をしている商品が「チルド商品」と呼ばれています。そこで今回は、チルド商品の中でも、レトルトとの差が歴然なオススメ食品を3つご紹介してみたいと思います。
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まずは、お刺身好きの方に是非オススメしたいのが、「わさび」。常温保存の「チューブわさび」って、当たり前のように使っていますが、実はホンモノと比較すると、到底同じ食材とは思えぬ味。一方「チルドわさび」は、作られた感じの過剰な辛味はなく、わさびの香りや甘み、繊維感を楽しめるレベルに仕上がっています。
特にわさびの茎を刻んだ「あらぎりタイプ」は、さらに食感豊か。スーパーのお寿司やざるそばに使うだけでも、ワンランクアップした気分を確実に味わうことができます。
※生おろしわさび(万城食品)
本わさびあらぎり(同上)
安い肉をおいしく味わいたいなら、絶対にコレにすべき。いわゆる「生タレ」と呼ばれており、加熱処理をしていないため、醤油・オイルなどの旨味や香り、香辛料・薬味の風味がしっかり生きているため、ふくよかで奥行きのある味わいを堪能することができるんです。そして最も味の差を痛感できるのが、「漬け込み焼肉」。
仕上げにも少々垂らすと、うーん、うなるウマさです! ただし、精肉コーナーの冷蔵庫に並んでいるタレがすべてチルドではないので要注意! 中には常温保存タイプもありますから、裏表記を確認して、「10℃以下で保存」と書かれているものを選びましょう。保存料を使用していないのもうれしいポイントです。
※ジャン 焼肉のたれ(モランボン)
宮のたれ(アトム)
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ビール工場やブルワリーで飲む「作りたてビール」って、格別のおいしさですよね。実はそれに近いのが、「チルドビール」。たとえばこの『J-CRAFTシリーズ(三菱食品プロデュース)』は、有名ブルワリーが製造するクラフトビールをチルドで味わえる商品で、酵母が生きた、無ろ過、非加熱、無殺菌の完全生ビールなんです!
※芳醇のペールエール IZU SHUZENJI(ベアードブルーイング)
爽快のヴァイツェン IWATE SAWAUCHI(銀河高原ビール)
日向夏の風 HYUGA NOBEOKA(宮崎ひでじビール)
さらにこだわりたい場合の理想温度は「7℃」で、飲む際に少し常温においておくと良いようです。私は自分へのごほうびタイムに愛飲していますが、パーティーや差し入れにも実力あるおしゃれアイテムとして活躍間違いなしです!
<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
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【スギ アカツキ】
長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは@akatsukinohana

(1)わさび

(2)焼肉のタレ、ステーキのタレ

(3)ビール

スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12