ダイエットに最高の作りおき「紫キャベツの簡単マリネ」
【ラクうま美人ごはん vol.12】
「作りおき」でも、「美容度」を高めたい。
一度作ってしまえば、当日以降も楽しめる「作りおき」。レシピサイトを見ると、肉・野菜・魚などを使った「作りおきメニュー」がたくさん提案されていますが、本当に長くおいしく食べられるものって、そんなに多いわけではありません。でもやっぱり理想的には、1.作るのがカンタン、2.長くおいしく食べられる、3.美容に良い、と3拍子そろったら最高ですよね。
そこで今回はそんな理想を満たすべく提案したいのが、『紫キャベツの超カンタンマリネ』。ダイエット時にもりもり食べられて、肉や野菜のつけ合せとしてもおしゃれに活躍してくれますよ!
紫キャベツって、レアな野菜だと思っている方がいるかもしれませんが、実は大概のスーパーの冷蔵野菜コーナーでカット売りされているってご存知ですか? 値段は、1/4カット100円~200円ほど。この紫キャベツが、作りおき美容食として適している理由は、以下4つに集約されます。
【1】ビタミンCが緑キャベツの1.6倍⇒美肌対策に
キャベツはビタミンCが豊富だと言われる野菜の一つですが、紫は緑に比べて含有量が1.6倍! その値は、ブロッコリーにも勝ります。
※ビタミンCの含有量(可食部100gあたり)
紫キャベツ(生)⇒68mg
緑キャベツ(生)⇒41mg
ブロッコリー(ゆで)⇒54mg
【2】食物繊維が豊富⇒ダイエットや腸内フローラ改善に
こちらも緑に比べると、含有量は1.5倍。腸内フローラを整えながら、無理のないダイエットをサポートしてくれます。
※食物繊維の含有量(可食部100gあたり)
紫キャベツ(生)⇒2.8g
緑キャベツ(生)⇒1.8g
もやし(ゆで)⇒1.5g
【3】抗酸化成分「アントシアニン」が豊富⇒アンチエイジング対策に
ブルーベリーなどで有名なアンチエイジング成分「アントシアニン」を豊富に含んでいます。
【4】おいしさが劣化しにくい
緑キャベツは切って置いておくと、ふにゃふにゃ水っぽくなっておいしくなくなりますが、紫キャベツは比較的堅さがしっかりあるため、時間がたっても食味が悪くなりにくい長所があります。
この紫キャベツをなるべくシンプル・カンタンに調理したい! と思い、考えたのが『紫キャベツのシンプルマリネ』。早速、作り方をご紹介しましょう。
【材料(3~4回分)】
紫キャベツ 1/4カット
オリーブオイル 大さじ1
酢 大さじ1
塩 小さじ1/2弱
砂糖 ひとつまみ
【作り方】
(1)紫キャベツを太めの千切りにする。
(2)ボウルに紫キャベツを入れ、オリーブオイル、酢、塩、砂糖を加えて良く混ぜ合わせれば完成。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=753785
(3)時々かき混ぜながら、30分以上置いた方が味がなじんでおいしい。作りおきの分は、タッパー等に入れて冷蔵庫で保存。4~5日はおいしく食べられる。
ちなみに、肉・野菜のつけ合わせを考える場合、このマリネ、オレンジ、アボカドの3種を合わせると美容度マックス! カット野菜ばかり食べている人にとっても新鮮な組み合わせでしょう。加熱しなくてもよいので、カンタンさも際立ちます。
お肉を囲んで、さあ召し上がれ♪
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=753788
<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
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【スギ アカツキ】
長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは@akatsukinohana

紫キャベツはキレイになるダイエットにぴったり

『紫キャベツのシンプルマリネ』レシピ




スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12