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ノーベル文学賞カズオ・イシグロ、読むならコレから!3選

 ハルキスト達の期待を高く飛び越えて、ノーベル文学賞を受賞したイギリスの小説家、カズオ・イシグロ。
カズオ・イシグロ

「Conversations with Kazuo Ishiguro」 Brian W. Shaffer Cynthia F. Wong University Press of Mississippi

「でも文学作品ってお難しいんでしょ?」と敬遠されがちですが、実は普通に読みやすいしストーリーもすっごく面白いんですよ!  旬の話題にはついていきたいけど仕事に恋にご近所づきあいにと忙しい女子SPA!読者のために、全作品を読破しているカズオ先生大好き娘が代表作をまとめちゃいました!

『わたしを離さないで』日本でもドラマ化され綾瀬はるかのベッドシーンで話題に!

ドラマ「わたしを離さないで」

ドラマ「わたしを離さないで」TBS公式サイトより http://www.tbs.co.jp/never-let-me-go/

 あのですね「切ねえ」の一言につきるんですよ…。  日本のドラマだけではなく、映画化もされているからこの作品を知ってる人も多いかもしれませんが。主人公のキャシーは介護人という謎職業についていて、かつては「ヘールシャム」という謎寄宿学校に通っており、そこで「生徒諸君はいつか提供をしなければならない特別な人種なんです」的な謎コメントをかまされたり。  とにかく設定が謎すぎて&気になり過ぎてページをすいすいめくっちゃうんですけど、それだけじゃないんですよ!!
映画「わたしを離さないで」

キャリー・マリガン主演でイギリスで映画化された「わたしを離さないで」20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 ルースっていう女友達の猛烈マウンティングがあるある過ぎて膝を打ちまくるわ、癇癪(かんしゃく)持ちでいつもワーワー騒いでクラスから嫌われてるトミーっていう男の子にイライラしてたと思ったら、その成長っぷりに魅かれていくさまに「わかる」と頷(うなず)きまくるわ。  とにかく子ども時代の描写が繊細すぎて、共感するしかないんです…。  なのに、この人たちは○○○○人間だから将来の夢とか関係なしに、ある大切なものを提供しなくちゃならなくって…。ああ全部言ってしまいそう。  続きは本かドラマか映画かネタバレサイトでチェックしてみてくださいね…(泣いています)。

『忘れられた巨人』「記憶にございません」で責任逃れする日本の役人は見習ってくれ…!

 みんなね、カズオ先生がファンタジーを書けちゃうなんて死ぬほど驚いたし、カズオ先生の繊細な心理描写がファンタジーで楽しめちゃうなんて完全にご褒美でしかなかったわけですよ!!  それに、この世界って普通に鬼とか妖精とかドラゴンとかライトノベル顔負けの方々が出てきちゃうんです。  しかもアーサー王とか魔法使いマーリンとか、ちょっとでも中二病を患ったことのある人なら大好きすぎるパイセン方も登場するんですよね。
「忘れられた巨人」カズオ・イシグロ

「忘れられた巨人」カズオ・イシグロ著、土屋 政雄訳 ハヤカワepi文庫 早川書房より10月14日発売

 そんな素敵設定なのに、ブッカ―賞(イギリスの文学賞)作家のカズオ先生の本だからスタバとかでもドヤ顔で読めちゃう…! しかもね、テーマも、ものすごく考えさせられるから知的好奇心も満たされるという…。  どんなテーマかといえば「つらいことは全部忘れたらハッピーじゃね」組と、「つらいことも乗り越えないと本当のハッピーっていえなくね」組、お前らどっち選ぶ? っていうことなんですよ。うわ~選べないよお~。だけど、選んでもらいますよ!!!!
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人生、仕事だけしてればいいってもんじゃないですよね~『日の名残り』
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