マツコ復帰で実感した、マイナー番組『5時に夢中!』への深い愛
めまい症で入院していたマツコ・デラックスが、20日『5時に夢中!』(TOKYO MX 月~金曜17時)で仕事復帰しましたね。
マツコはとても元気そうで…MCのふかわりょうに体調を気遣われると「ただ、この番組に出たくなかっただけなの、身体が拒否反応を起こして」なんて冗談を言い、みんなを笑わせていました。
また、視聴者の声の紹介コーナーでは、「お帰りなさい。肌ツヤが良くて安心しました」とのメッセージに対して、マツコは「(この番組に出て)具合悪くなりますけどね。体にムチ打って…」と憎まれ口で返していました。
ですが、11月16日放送の『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)で、マツコが恵比寿を徘徊ことロケをしていた際、偶然出会ったヒャダインにこんなふうに語っていたんです。
彼が「これから、6年間続けている生放送に行かないと」と言うと、「ライフワークは大切。私も月曜の生放送が無いとペースが狂うの」と、毎週月曜コメンテーターを務める『5時に夢中!』への愛を表明。
本心は“この番組に出たくなかった”どころか…『5時に夢中!』への復帰で、ペースが戻せてホッとしていたのではないでしょうか?
マツコが2005年に『5時に夢中!』に初出演したきっかけは、友人ミッツ・マングローブのいとこである徳光正行(『5時に夢中!』初代MC)の紹介だそうです。
出る予定だったミュージシャンが出演できなくなり、プロデューサーが当時のMCの徳光に相談したところ「最近すげー面白い人に会ったよ」とのこと。その数日前に徳光はミッツとマツコで会食をしており、強く印象に残っていた模様です。
そこでプロデューサーが急遽マツコと連絡を取り、営業のため仙台に向かっていたマツコは、「いいわよ」とOKしたそう(参考:『視聴率ゼロ!』同番組の大川貴史プロデューサーの著書)。
この急遽ピンチヒッターを務めた回が評判が良く、2005年7月7日から現在まで12年以上もレギュラーを続けています。まだほとんど知られていなかったマツコを起用した『5時に夢中!』は、テレビ出演のルーツとも呼べる番組なのです。
同番組は基本的に東京ローカル(群馬テレビやKBS京都など一部では放送)ですが、前述のミッツ・マングローブや作家の岩井志麻子、女優の中尾ミエなど個性的なレギュラー出演者がそろっており、コアなファンが多いよう。
今やマツコはレギュラー番組8本、CMにも多数起用され、今回のように倒れちゃうほど超多忙。
TOKYO MXは、大川プロデューサーが「予算はNHKの100分の1」「出演者のギャラも想像を絶する安さ」と言うほど。それでもマツコが出演し続けるのは『5時に夢中!』への愛ゆえだと思うのです。
『5時に夢中!』をライフワークと発言
どんなに多忙でも出る、ルーツみたいな番組
1
2