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精神科医に聞く「浪費グセとのつきあい方」

 それなりに稼ぎもあるし、贅沢してるつもりもない。でも、全然お金が貯まらない……! ついムダ使いしてしまうメンタリティとはどんなものなのだろう?

タガが外れる時期は、40代までに卒業しよう



 浪費グセはコントロールできないものなのだろうか? 上手な付き合い方を、精神科医の春日武彦氏に解説してもらった。

「浪費はかゆいところをかく行為に近いと思いますね。基本的に我慢したほうが身のため。キモチイイけれど、かけばかくほどかゆくなって歯止めが利かなくなる。ときには血がにじむまでかいてしまう。我慢にはカタルシスがないですから、浪費するほうが気持ちいいのも無理はないのですけれども」

 ただし、春日氏は浪費する時期も必要悪だという。

「切り詰め続けると、人生がくすんだような感じになってさみしくなりますし、高価なものを買ってみないと気づけないこともあるでしょう。多少、タガの外れた時期があってもいいのかもしれません。ただ、できれば40代のうちにはケリをつけたほうがいいでしょう。やり直しの利かない年齢になってからでは遅いですからね」

 では、浪費グセを直すヒントはあるのだろうか。

「浪費の正当化というのは、『これは必要なものだ』などといくらでもできてしまいます。しかし、本当に必要なものなのか、自分でも薄々わかっているはずなんです。浪費は後で虚しさも感じているはず。それをよく振り返り、心に刻むことでしょう」

 そして貯金すべしと。

「お金がないのは無防備ですからね。惨めな思いや、嫌な思いをしないためにも、ある程度はあったほうがいい。

  貯金をしていない人に、『病気になったときに困るよ』などと言うと、『根性で乗り切る』と返されたりして、どうも粗雑さを感じます。お金を大切にしない人は、何かを“ぞんざい”にしそうな気配を漂わせます。たとえば、他人、モノ、礼儀、友情……。

 他人から信用されるという意味でも、お金は大事に扱うべきでしょうね」

<PHOTO/Rido>
― なぜかお金が貯まらない人の共通点【11】―




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