ぶよぶよトマト、カビたピーマンはまだ使える?いたんだ野菜、OK/NGの見分け方
野菜が高い今日このごろ。思い切って買ったのに、あっという間にいたんで冷蔵庫で黒くなってた…なんてこと、よくありますよね。
でもゴミ箱へポイッ…とするのは、ちょっと待って! もうダメだと思い込んでいる野菜でも、実はまだ十分食べられることが多いんです。
そこで、別冊ESSE『一年じゅう使える!野菜の大評判レシピ204』を参考に、意外な見極めポイントをご紹介。賢く使いきりましょう!(監修/青木恭子・栄養士)
<枝豆>
サヤが茶色く変色して乾燥してカサカサ
●中の豆が大丈夫ならOK サヤが変色したり乾燥していても実は中は何ともないことが多いので、確認を。中の豆が黒く変色していたりカビが生えていたらあきらめましょう。
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<エノキダケ>
茶色いところがあり、内側の密集しているところがヌメッとしている
●先端を除けばOK
茶色は押されただけのことが多く、食べられます。傘のほうからヌメッとしやすいものの先端を除けば問題なし。内側の変色が進んで溶けていたらNG。
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<キュウリ>
しなしなして先端がぐにゃっとしている
●しなしなはセーフ。ぐにゃっと曲がるものはアウト
しなしなは水分が抜けただけ。先端を長めに切りおとし、加熱調理すればおいしく食べられます。全体がぐにゃりと曲がるものはあきらめましょう。
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<シメジ>
白い綿状のものがついている
●洗えばOK
綿状のものはカビではなく菌糸なので大丈夫。石づきは切りおとし、傘についたものは洗って落とせば普通に食べられます。断面が変色していたりにおいがするものはやめて。
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<ジャガイモ>
芽が出て全体がぶよぶよ
●芽を除けばOK
芽には有害物質が含まれているので取り除き、厚めに皮をむいて水にさらします。ぶよぶよは大丈夫ですが味がやや落ちるので濃いめの味付けに!
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<ショウガ>
皮にカビが生え、ヌメッとしていて切ると中が茶色い
●表面をよく洗えば茶色くてもOK
表面のカビとぬめりをよく洗い落として。生食は避け、皮はむいて千切りやみじん切りにしてよく加熱すれば大丈夫です。干からびたものはNG。
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<タマネギ>
芽が伸び、断面の層の一部が茶色い。イヤなにおいも
●延びた芽は一緒に食べて大丈夫。茶色い部分は除く
伸びた芽は一緒に刻んで食べても問題なし。茶色い部分はにおいの原因でもあるのでその周辺ごと大きめに取り除き、加熱調理を。
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<トマト>
触るとぶよぶよ、ヘタの周りに白いボツボツが
●ぶよぶよは問題なし。ヘタの周りを取って加熱でOK
少しぶよぶよする程度は熟れすぎただけ。ボツボツはカビなので、ヘタの周りを大き目に切り取って。どちらも加熱すればOKです。かび臭いものはもうダメ。
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<パプリカ・ピーマン>
表面がシワシワし、ヘタの周りにカビが
●カビを除けばイケる
水分が抜けているので、細切りにして加熱調理すればOK。カビがひどく、溶けているものはあきらめましょう。
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いかがでしょう、いたみかけでも意外といけるもんですね!
そのほか、『野菜の大評判レシピ204』では、野菜の冷凍保存法、店頭での鮮度の見分け方やおいしい調理法、モヤシや豆苗を使った節約おかず、ジャガイモ・タマネギ・ニンジンだけのレシピ…などを取り上げています。
野菜の高値が続く今だからこそ、しっかり使い切って、お財布にも優しい野菜レシピを楽しみたいものですね。
<TEXT/女子SPA!編集部>
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