おいしい肉料理のコツは「塩」にあり!プロおすすめの5つ
奮発して買ったお肉なのに、おいしく焼けないとがっかり! せっかくなら「最高の状態で料理を仕上げたい」と思う人は多いはず。
おいしくお肉を焼くときに大事なのは? と聞かれたらまず思い浮かぶのが「火加減」ですよね。実は、火加減と同じくらい重要なのが、肉を焼くときに使う「塩」なんです。
そこで、肉料理をワンランク上の味にする「塩使い」について、大の肉好きで有名な料理研究家・行正り香さんに聞いてみました。
「使う塩によってお料理の味は格段に変わります。よく使われる精製塩も含めていろいろな選択肢がありますが、おすすめは自然塩(天然の塩)です」と行正さん。
「自然塩には塩分だけなく、うま味があるので、肉の味わいを引き立ててくれます。さらに塩にもっとこだわっていくと、自然塩にも種類があり、それぞれ味が違うことを発見できるんです」
そこでいくつか、行正さんが使っている塩を紹介してもらいました。
男鹿半島の塩は粒が大きく、口に入れるとふんわり、まろやかな食感。食材本来の味を引き立てるうま味が特徴です。
清涼で滋味あふれる奥能登、輪島沖の海水を100%利用。低温で結晶化させているので、素材とのなじみがよいです。
沖縄、粟國村近海から汲み上げた海水を1カ月かけて結晶化。素材のうま味を引き出し、どんな料理とも合います。
「塩の花」と称される南仏産の海塩。自然なままのその繊細な結晶は、料理の仕上げに使うのに最適です。

男鹿半島の塩
能登・わじまの海塩
粟國の塩
カマルグ フルール ド セル
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『肉の本 今夜は、お肉を食べよう。』 大の肉好きである料理研究家・行正り香による、肉好きの、肉好きのための、肉のレシピ本。 ![]() |