社長夫人がたった2年で風俗嬢に…ワンマン社長の隣でイバっていた彼女の転落
かつてはリッチな生活をしていた人も、経済状況の悪化で、見る影もなくなってしまうことってありますよね。
そんな、はかない世の常を目撃したという人の話を聞いてみました。
現在は、とある広告代理店でコンテンツ企画をしているY美さん(32)。10年前は小さな映像制作会社でADとして働いていました。
ADと聞くと馬車馬のように働くハードな仕事のように思われがちですが、その会社は一般企業のPR映像を主体に請け負っていたせいか、そこまで体力的にもスケジュール的にも厳しくなかったとY美さん。
「有給も普通に使わせてもらえたし給料も悪くありませんでした。そういう意味ではすごくホワイトな会社だったと思います。ただ、唯一の不満点があるとすれば社長がものすごくワンマンな人だったということです」
その会社は、中小企業ではよくある社長のトップダウンですべてが動いていました。社長が黒といえば白いものも黒くなる。さらに社長の隣で常にイバり散らしている女性がいたそうです。
「肩書きとしては専務なんですけど、実はその女性は社長の奥様。映像の仕事をしているわけでもなく、経理もチェックはするけど業務自体は別の人がやっていて、何のために会社にいるのかいまいちわからない存在でした。でも、とにかく社員の一挙一動に気を配っていて、会社に対するアンチな言葉がほんのちょっと出ただけで会議室に呼び出されて説教してくるんですよ」
その専務こと社長夫人は社内の不穏分子を着実に潰(つぶ)すためのお目付け役といったところだったのでしょう。待遇に文句はないものの、息苦しさを感じる日々にY美さんが少し疲れ始めた頃、その会社は大きな節目を迎えることになりました。
「これも“ワンマン社長あるある”かもしれませんが、急に『新しい味のスナック菓子を開発する!』という謎の新事業を立ち上げ始めたんです。なんでも、専務と旅行に行った時にすごく美味しい果物を栽培している老夫婦と知り合ったそうで。それをネット販売して儲けようというザックリした算段でした」
突然そんなことを言われても、映像の仕事しかしてこなかった社員たちにとってはまったく畑違いの世界。けれども、不安がる社員たちを後目に社長は多大な資金をその老夫婦の果樹園につぎ込んでいきました。
「私は言われるがままにリサーチをしたり販売用のサイトの立ち上げに関わったりしていたのですが、異論を唱える社員もたくさんいました。そういう人たちは専務に呼び出され『そんな声を社長に聞かせたら覇気が下がるから』と自主退職を促されました。結果、一部の幹部を除いてほぼ全員が退職。私も流れに乗って会社を辞めました」
そして、それから2年後のこと…。

小さな映像制作会社で社長がワンマン
社長の隣で常にイバり散らしているのは専務=社長夫人

急に新事業立ち上げ。反対した社員は退職をすすめられた

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