柄もの同士のコーデのコツって?実は買う時に注意するポイントが…
【モードをリアルに着る! Vol.32/小林直子】
2018年春夏のマルニのコレクションは、お得意のパターンミックス満載。大きな花柄に小さな薔薇の刺繍など、大人が着る少女のロマンチックにあふれたコレクションでした。
このマルニ、1994年、自分の着たいものを作るということで、毛皮メーカーの社長の妻であったコンスエロ・カスティリオーニが設立したブランドです。
当時はシビラと並ぶ大人少女ロマンチックを体現したブランドと呼ばれ、デビューコレクションは大絶賛されましたが、「マルニの唯一の欠点はコンスエロにしか似合わないこと」などとも言われていました。
しかし、ブランド設立後、20年以上たっても人気は健在。ということは、つまり、コンスエロ以外の人にもマルニの服は似合ったということですね。
ちなみに2016年10月にコンスエロはクリエイティブ・ディレクターを辞任、後任はフランチェスコ・リッソとなっています。
このトップスとスカートのコーディネートがショーで登場したのですが、使われているチェックは白、水色、青で構成されています。一方、花柄は、緑、白、水色、青です。どちらも白、水色、青が使われています。
これがパターンミックスの基本です。まず一つ柄を選んだら、その柄に使われているのと同じ色の柄を合わせていきます。
全体のコーディネートも柄に使われている色を基本にして構成していきます。このルックの場合、水色のスカート、青いシューズ、イヤリングやペンダント、そしてメイクにも青が使われています。
このようにして、コーディネート全体の色を統一することによって、きれいなパターンミックスのスタイルを作ることができます。
大人少女ロマンチックを体現したブランド、マルニ
柄と柄と合わせるパターンミックスはコーディネートの上級テクニック
さて、マルニと言えば複雑な柄と柄と合わせるパターンミックス。これはいわばコーディネートの上級テクニックです。今回はマルニのルックを参考に花柄とチェックのパターンミックスを習得しましょう。 柄と柄を合わせるときの気をつけることは1つだけです。二つの柄に使われている色を同じにすること。それだけです。 では、マルニのルックを見ていきましょう。
一つ柄を選んだら、その柄に使われているのと同じ色の柄を合わせるのが基本

マルニのコレクションで着用されていたチェックと花柄のトップス ※海外通販Moda Operandiより https://www.modaoperandi.com/marni-ss18/floral-tank-top-2

マルニのコレクションで着用されていた水色のスカート ※海外通販Moda Operandiより https://www.modaoperandi.com/marni-ss18#lkcell-138643
もちろんこれはハイブランドのルックであり、生地もオリジナルのものでしょうから、最初から色を指定して染め上げたものです。ですから、例えばマルニの2018年春夏シーズン内のアイテムであったら、大体どれを合わせてもマッチするようになっています。 なぜマッチするかというと、色出しの段階で明度と彩度をきっちり合わせて、全体のトーンを統一しているからです。そうすれば、どんなに多色になっても、いろいろな柄、色を組み合わせることは可能なのです。 では、私たちが具体的にパターンミックスをする場合はどうしたらいいでしょうか。
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