W杯の感動はプレイだけじゃない。子連れサポーターが見たセネガル戦
すごいぞニッポン!
決勝トーナメント進出に希望をつなぐ貴重な勝ち点1を、セネガル戦でゲットした我らが日本代表。現地に子連れ(5歳・2歳、ダンナ抜き)でワンオペ観戦に行っている著者が、興奮冷めやらぬロシアからレポートします。
第2戦・セネガル戦の行われるエカテリンブルクはロシア第4の都市。
市内に「アジアとヨーロッパの境界線」が存在する、モスクワから1700kmも東側にある街です。
さすがにこの距離を列車で移動するのは厳しいので、今回は、観光のために訪れていたサンクトペテルブルクから、飛行機でエカテリンブルク入りすることにしました。
サンクトペテルブルクでの滞在は、「こんなに続くものか!?」というくらい予想外のトラブルの連続。
郊外にあるエカテリーナ宮殿のツアーを日本から申し込んでいたのですが、まずそのツアーガイドが現れずにホテルロビーで2時間待ちぼうけ。
仕方がないので自力でタクシーを飛ばしていったところ、宮殿に着く頃には嵐のような土砂降りに。この雨では観光もできないと判断して、そのままとんぼ返りしました。ドライブ代4000円なり…。
リベンジを果たそうとした翌日も、約束をしていたロシア人にすっぽかされて1時間待ちぼうけ。
そうこうしている間に友人のクレジットカードが機械に吸い込まれ、レセプションに相談したり電話をかけたりのトラブル対応。
やっとタクシーに乗れたと思ったら、今度は「やっぱり行き方がわからない」と道途中で降ろされる。えええええ、いまさらー!?
なんとか宮殿にたどり着いたものの、時間がなくて観光は一瞬で終了。そしてiPhoneを落として液晶にヒビが…。
その後行ったファンフェス(パブリックビューイングのある、W杯特設のお祭り会場)では次男がぐずりMAXで、周りの注目を集めまくり。誇張ではなく、めっちゃ混んでいるのに私たちの半径3mだけ人がいない…。しまいにはボランティアスタッフに「なにか手伝いましょうか?」と声をかけられる始末。ぐずりが半端なくてすみません…。
そして、「サンクトペテルブルクといえば!」という代名詞のエルミタージュ美術館へも、時間のなさと子どもの疲労で行くことができず。日本でチケット買ってたのに…しくしく。
でもそんなトラブルの応酬も、日本代表に降りかかる厄を代わりに引き受けたんだと思えば前向きに受け止められます。
さぁ、いよいよ決戦の地エカテリンブルクへ!
と思ってサンクトペテルブルクの空港へ行くも、搭乗予定の飛行機はディレイ(遅延)。
チェックインだけ済ませておこうとカウンターへ行くと、カウンターは閉まっているし人も全然並んでいない。
「えー、まだカウンターが開いてすらいないの? これはだいぶ遅れそうだね」なんて余裕ぶっこきながら、そこにいたスタッフの女性に「カウンターはいつ開きますか?」と聞くと、「もう閉まったわよ」のひと言。
…え???
パードゥン???
いまなんておっしゃいました???
ただいま出発30分前です。
日本の国内線感覚でいた私たち、チェックインクローズの時間を確認していなかったことに超絶焦りまくり。
W杯期間の国内線、しかも開催地同士を結ぶ路線はどの便も満席。この便を逃したら、明日の試合に間に合う保証がありません。サッカーの試合を観に来ているのに、試合観られないのはさすがに笑えない。
結果、航空会社勤務の友人の機転と地上係員の女性の厚意で無事に搭乗させてもらえたのですが、これ、私ひとりだったり飛行機が定刻通りだったりしたら完全に乗り遅れてるパターン。
みなさんも、外国で国内線に乗る際はチェックインの締め切り時間にお気をつけください…。
試合の合間にトラブル続出、さすが「おそロシア」
