山口智子だけじゃない。「子供はいらない」宣言をした人気女優、そのココロは?
「子どもを産まない方が幸せではないかと勝手なことを考えている人がいる」
先日、与党自民党のナンバー2である二階幹事長がこう発言し、波紋を広げている。少子化問題を懸念しての発言だったのかもしれないが、これには野党からはもちろん、国民の間からも批判が続出。「自分で産んでみろ」「子供が産めるような世の中にしてくれ!」と反発の声があがっている。
日本で1人の政治家によるこんな発言が物議を醸している一方、アメリカの人気女優が「子供は持たない」宣言をした。
「子供は欲しくない」と明かしたのは、『マッドメン』や『GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』といった人気ドラマで知られる女優のアリソン・ブリー(35)だ。
夫で俳優のデイヴ・フランコ(33)と愛猫と共に暮らすアリソンは、家族を築くという考えは、ただストレスになるだけであり、子供の心配をする必要がなく過ごせる自由な人生とキャリアを大切にしたいという。
「私たちにとっては猫が子供のようなものなの。だから子供はいらないわ」
「番組に出演している時、シーズンの合間に妊娠しなくちゃとか心配しなくていいから最高よ。きっと良いものなんでしょうけど、全てを考えるとすごく疲れるだけだわ」
「私たちがいかに、うちの猫の生活に左右されているかを考えてみると、もしこれが子供だったらどうなるわけって感じ」
さらにアリソンは、夫デイヴとの関係についてこう語る。 「私たちはまったり派ね」 「私たちって友達や仕事だとすごく活発だから、平日の日中に顔を合わせることはないわね」 「夜は一緒に過ごすわ。ただ一緒にいるのが好きなの。自分の人生で応援してくれて、何があっても自分のことを愛してくれる相手がいるのは最高。私はその相手を見つけたの」
日本でも数年前に、女優の山口智子が「子供を産んで育てる人生を望まない」と明言し(『FRaU』3月号にて)、大反響を呼んだことは記憶に新しい。 そして、今回アリソンが語ったように、自由な人生とキャリア、夫と2人でいる幸せを追求する女性がいてもなんらおかしなことではない。 「産むか、産まないかの選択は、本人に委ねられるべき」こう語ったのは、二階幹事長の発言について意見を求められた安倍首相。火消しの意味で言ったのかもしれないが、まさにその通りで「産むか、産まないか」は本人の選択以外のなにものでもない。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>