個室で隣人が丸見え…世界のトンデモ・トイレ4選
海外旅行で汚いトイレに当たり、憂鬱(ゆううつ)になったことはありませんか? 日本のように清潔で多機能なトイレ、海外ではなかなかお目にかかれないですよね。
そんな、日本とはぜんぜん違った「世界のトンデモ☆トイレ事情」を、世界一周を経験した筆者がご紹介致します!
※トイレのお話です。お食事中・お食事前の方はご注意ください。
韓国の個室トイレに入ると必ず見かける、便器の横に置かれた謎のゴミ箱。
生理用品を捨てるには大きすぎるし、オムツを捨てるにもオムツ台はないし……。
実はそれ、韓国名物「使用済みトイレットペーパー用ゴミ箱」なのです。
韓国の建物は排水管が細く、ペーパーが詰まり易いため、使った後は流さずにごみ箱に捨てるのが一般的。利用者の多いトイレだと回収が間に合わず、噴火しそうなトイレットペーパーマウンテンの真横で用を足す羽目に!
筆者が見た中で一番立派なペーパーマウンテンは、ソウルにある某大学の女子トイレ。
利用者数と清掃回数が大きくかけ離れたそのトイレでは、巨大ゴミ箱に女性の身長くらいの高さまで、ペーパーが積み上げられておりました。
その名も通称「FUJIYAMA」。噴火の恐怖は実物に負けず劣らず……。
イタリアに行くと高確率で遭遇するのが「便座のないトイレ」。便座があるのが当たり前の我々日本人にはピンと来ないかもしれませんが、想像してみてください。蓋も便座もないシンプルな便器のみが並んでいる様子を。
その確率はまさかの7割超え(筆者調べ)! 10個トイレがあっても便座があるのは2~3個という超ハードモードです。
遭遇した場合の対応策は、空気椅子で踏ん張るか、便器の上にしゃがんで和式状態で使うか、便器のふちにペーパーを敷き詰めて便座代わりにするか、はたまたトイレへの欲望を忘れて我慢するか……いずれにしろ、自分との厳しい戦いになることは避けられません。
長距離バスで便座のないトイレに遭遇すると、その難易度は更に上がります。
急発進と急ブレーキを繰り返すイタリア人の運転に、筆者(三十路)の空気椅子は耐えきれず、便器に思い切りお尻を打ちつけられた結果、綺麗な弧を描く青あざが出来上がったのでした。
そもそも、なぜ便座のないトイレがこんなに多いのか。
巨漢が多くて便座がすぐ割れるとか、便座を買い替える金がないとか、色々憶測はありますが、陽気なイタリア人にとって便座の有無など、人生において取るに足らないことなのでしょう。
編集部注:盗まれてしまうから便座を設置しない、という説もあるようです。また、家庭のトイレ以外は「皆できれいに使おう」という意識がないため、たとえ便座があっても、外のトイレで直接座るイタリア人は滅多にいないのだとか。みなさんもイタリア旅行の際は気をつけましょう!
トイレットペーパーに埋もれるトイレin韓国
「便座があったらラッキー」なトイレinイタリア
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