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断食ダイエットは意外とツラくない。1週間で何キロ痩せた?

 あっという間に梅雨があけ、夏がやってまいりました。しかし体型の準備が間に合わず、脚や腕を隠したまま生活をしている女性も多いのではないでしょうか。  食事制限を続ける自制心も、運動を続けるガッツも足りない。そんな女性におすすめしたいのが、断食施設での1週間プログラムです。全国各地に存在する、いわゆる“断食道場”。実は最近、ダイエット目的の方だけでなく、カラダと心のリセットや健康増進のために参加する人も多いのだとか。 断食 今回、年がら年中ダイエッターな上、ハードワークで心身ともにくたびれているライターが、自腹で断食施設に1週間お泊り。痩せたい願望と心も豊かになりたいという欲求は、1週間でどうなるのかをレポートします。

1週間の断食って何をするの?

 今回入った道場は、満足率が高く予約が取りにくいと評判の伊豆の施設『やすらぎの里』です。こちらでは一泊二日のプログラムや三泊四日、1週間プログラムと、参加者のスケジュールにあわせて長さが選べるのがうれしいところ。
断食

施設には気持ちのいいテラスや温泉、岩盤浴にトレーニングルームと、様々な設備が揃っています。

 そもそも「断食」と一言で言っても、ただ食事を抜いて絶食状態にすれば良いわけではありません。  こちらの施設では、7日間の滞在であれば3日を断食期間、4日を回復食期間とします。断食中はスムージーやすりながし汁など、必要最低限の糖質摂取にとどめ、回復食はおかゆやうどんなどの固形物をゆっくり摂取していき、帰宅時には胃をもとの状態へと戻していきます。
断食

断食中の夕飯。3日間の断食では、朝にスムージーと夜に具なしの味噌汁などをいただくことができます。

 気になる減量については、もともとの体型や年齢にも関係しますが、平均1~3キロ、多い人で5キロ程痩せるんだとか。

絶食生活は意外とイケる?それともキツい?

 年々痩せにくくなったと感じる30代の筆者。今回は3キロ減量を目標とし、断食をしながら1日1時間ほどのウォーキングを自分に課すことにしました。  気合を入れて望んだ断食ダイエットですが、実は序盤、慣れない低血糖状態にカラダはフラフラ。参加者の中には頭痛や極度の眠気に襲われる方もおり、その場合は生姜湯(乾燥生姜と砂糖をお湯でといたもの)で糖質を摂取し、なんとか乗り切ります。  正直「食べたくて食べたくて苦しいかも…」と参加前は予想していましたが、実は食べたい欲はそこまで辛くありません。
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回復食は五分粥にはじまり、玄米粥やうどんと、だんだんと固形物が食べられるように。写真は玄米粥。

 というのも、参加者同士で苦しさを共有できるので、「帰ったらアレを食べよう!」なんていう会話で、なんとかやりすごすことができます。また、お腹が空いていることで五感が研ぎ澄まされ、体調がだんだん好転するのを感じるので、辛くて拷問のような期間という感覚は全くありません。  むしろ、日を追うごとにカラダが軽くなり、余計なことを考えなくなり、なんだか仙人のように開眼した…ような気さえします。

滞在中のダイエットと帰宅後のリバウンド問題

 滞在中にはマッサージなどの施術がセットとして受けられますが、私のように付近をひたすら歩く人、施設に併設された岩盤浴に入る人、近郊施設のプールに出向く人など、さまざまな燃焼行動を行っていました。
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リラックスできる共有スペースでは、読書をしたりマッサージチェアでうとうとしたりと、各自自由に自分の時間を楽しめます。

 ちなみに筆者は筋トレも行おうと思っていたのですが、糖質摂取をしていない時の筋トレはあまり効果がないとのこと。そのため、ひたすら有酸素運動に明け暮れ、そして迎えた体重計測。ドキドキしながら体重計に乗ると、なんと2.2キロの減量!  目標には届いていませんが、あきらかにお腹まわりは痩せ、長年気になっていたむくみがかなり取れているのがわかります。  断食後1週間は胃の吸収がよくなっていること、またこれをキッカケにできる限りの生活改善をおこなうことが大切であることを学び、満たされた気持ちで帰京。帰宅から約2週間経っていますが、気になるリバウンド状況をお伝えしますと、現在+0.7キロほど戻っております。しかし体感としては、水分などの誤差の範囲かなと思っています。  また、この断食をキッカケにダイエットのモチベーションがアップし、有酸素運動をなるべく取り入れたり、自分でも2日のプチ断食(1日絶食、1日回復食)を取り入れたりして、なんとかあのとき得た“清々しいカラダ”をキープするように努めています。  とはいえ、生クリームたっぷりのケーキやオイルでギトギトのパスタ、脂ののった肉はやはり美味い! 日々食べる喜びを感じながら、メリハリのある食生活で、このダイエット結果を継続させたいと思うのでした。ダイエットを急ぐ方は、プロに任せた“短期決戦”も検討してみる価値はありそうです。 <文・写真/おおしまりえ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【おおしまりえ】 水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ・Twitter:@utena0518
おおしまりえ
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518
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【取材協力】
やすらぎの里 本館
http://www.y-sato.com/
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