「もう誰かと付き合うの、やめる」26歳OLが試す、幸せのための実験
【幸せのための恋愛実験 Vol.1】
はじめまして。藤しおんと申します。
18歳の誕生日当日に水商売デビュー。以降、ガールズバー、スナック、キャバクラ、高級クラブなどの夜のお店を転々とし、男女の恋のシーソーゲームを、時には主観的に、時には客観的に、我が人生と共に楽しんできました。
現在は、会社でOLとして働きながら、人の恋路や人生について相談に乗ったり、観察したりしている26歳♀です。
これから女子SPA!にて、「愛」とか「恋」とかよくわからないものについて、よくわからないながらも綴っていこうと思いますので、お付き合いいただけたらうれしいです。
「もう誰かと付き合うの、やめる」
私はある日ふと、自分の中でそう結論づけた。
特に長年想い続けた人から振られたというわけでもなければ、不特定多数の男性と体だけの関係を楽しみたくなったというわけでもない。
20代後半に差し掛かり、ほとんどの女性が「お付き合い」「結婚」という人生のステップを生まれる前からプログラミングされているかのように自然と進んでいく中、自分も歩もうかと足を上げた瞬間、「あれ? この道ってなんで通るんだっけ?」とふと疑問を抱き、一度立ち止まって考えてみたくなったのだ。
中学時代の私は、ひたすら「人生は1回しかないのだから、色んなパターンを試してみたい!」と、ガチャガチャのオモチャ全種類揃える感覚で、年下、タメ、幼馴染、年上、色んな男性と付き合っていた。
全て、お付き合いしている最初の期間は好きなんだけど、時間が経つにつれて、鮮やかなピンク色のように感じた恋愛が灰色へと色褪せていき、その結果、半年以上「お付き合い」の関係が続くことはなかった。
今思えば、当時の私の「好き」という感情は、同級生と恋バナで盛り上がるコミュニティに参加したいがための思い込みだったのかもしれない。
学校内という枠で縛られた中高時代の恋愛は、友人の彼氏を把握し、自身の彼氏も把握されているから、共通の話題が多い。当時の私にとって、「恋」というものは学生時代をさらに面白くするスパイスのひとつにすぎなかったのだ。
男女が「付き合う」意味って?

恋の楽しさは「恋バナ」の楽しさ
