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【男の妊活】積極的なのは2割だけ 妻発信が当たり前?

「男性の10人に1人は精子に問題を抱えている」「8組に1組のカップルが不妊」など不妊にまつわる情報が錯綜するなか、妊活(妊娠活動)に真っ向から取り組む男たちはいったい何に悩んでいるのか? “晩産化”時代の妊活最前線を追いかけた。

 8組に1組が不妊に悩む“不妊大国ニッポン”の現状を掘り下げるべく、不妊治療中の男女各100人(30~45歳)にアンケートを敢行。すると、男女では妊活に対する意識の差が垣間見られる結果となった。

妊活中の男女、意識には温度差があった



Q1.妊活を始めようとした主なきっかけは何ですか?

【女性】
妊娠自分から言い出した<88人>
夫から言われた<7人>
自分の親から言われた<3人>
夫の親から言われた<2人>

【男性】
妻から言われた<72人>
自分から言い出した<26人>
自分の親から言われた<1人>
妻の親から言われた<1人>

Q2.これまで妊活でどのくらいの金額を使いましたか?

【女性】
0~10万<24人>
11万~20万円<17人>
21万~30万円<10人>
31万~50万円<7人>
51~70万円<4人>
71万~90万円<4人>
91万~110万円<5人>
111万~150万円<2人>
151万~200万円<2人>
201万~300万円<6人>
301万~400万円<4人>
401万~500万円<5人>

【男性】
0~10万円<28人>
11万~20万円<14人>
21万~30万円<8人>
31万~50万円<10人>
51~70万円<3人>
71万~90万円<4人> 
91万~110万円<11人>
111万~150万円<6人>
151万~200万円<4人>
201万~300万円<5人>
301万~400万円<6人>
401万~500万円<1人>

 まず、Q1「妊活を始めたきっかけは?」について、大多数が「妻発信」と回答。「女はリミットがあるから、男よりも焦って当然」(36歳・専業主婦)

 次に、Q2で「今まで使った金額」を聞くと、20~30%が100万円以上の大台を突破。保険が利かないため、治療が長引けば高額治療は避けて通れないようだ。

 なお、東京都の場合は体外受精と顕微授精をする際に助成金を申請することができる(治療ステージによって7.5万~25万円、妻の年齢によって回数制限アリ)。

 ただし、「夫婦の所得額の合計が730万円未満」という条件付きだ。この制度に対し、アンケートでも異を唱える女性は多い。

「東京で生活していて、共稼ぎの夫婦だったら大体730万円は超えるでしょ? それ以下だったら、そもそも子供を産み育てる余裕がないわけで。つまり、この助成金はまったく意味なし!」(37歳・女性・金融)

Q3.いつまで妊活を続けようと思っていますか?

【女性】
妊娠するまで<38人>
5年以上<3人>
4~5年<5人>
3~4年<6人>
2~3年<12 人>
1~2年<10人>
1年間<13人>
金銭的に行き詰るまで<9人>
夫が諦めるまで<4人>

【男性】
妊娠するまで<45人>
5年以上<1人>
4~5年<3人>
3~4年<1人>
2~3年<9人>
1~2年<9人>
1年間<7人>
金銭的に行き詰るまで<3人>
妻が諦めるまで<22人>

Q4.あなたの妊活を公表していますか?

【女性】
夫婦だけの秘密<14人>
親にだけ言っている<12人>
近しい友人には公表している<32人>
聞かれればいう程度<28人>
誰にでも進んで公表している<9人>
ブログやSNSで公表している<5人>

【男性】
夫婦だけの秘密<35人>
親にだけ言っている<17人>
近しい友人には公表している<22人>
聞かれればいう程度<24人>
誰にでも進んで公表している<2人>
ブログやSNSで公表している<0人>

 Q3の「いつまで続ける?」には、男女ともに「妊娠するまで」との回答がダントツ。Q4の「妊活を公表しているか?」には、男性は「夫婦だけの秘密」と回答する人が一番多かった。

「肉体的精神的に負担がかかるのは妻なんで、『体外受精を始めた』なんて誰にも言えませんよ。男連中で飲んでるときに『子づくりセックスは大変だ』と愚痴ったりする程度ですね」(39歳・男性・出版)

 とはいえ、不妊の原因は女性だけにあるわけではない。恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は言う。

「不妊の原因の50%は男性です。加齢で精子のクオリティは下がり、運動率の低下などにつながります」

 “男の妊活”は女性よりもプライベートなことという意識が強く、なかなか詳しくは話したがらないケースが多い。

 だが、妊娠は女性だけでするものではない。男性ももっと積極的に活動してほしいものだ。

<PHOTO/Poznyakov>
― [男の妊活]シリアス白書【1】 ―




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